「日本カー・オブ・ザ・イヤー2018-2019」の最終選考会が7日、東京都内で行なわれ、ボルボ『XC40』が“今年の1台”に決まった。選考委員でモータージャーナリストの諸星陽一氏はトヨタ『カローラスポーツ』に10点を投じた。
日本カー・オブ・ザ・イヤーは選考委員の投票によって決定する。60名の委員がそれぞれ25点の持ち点を対象車10車種(10ベスト)のうち5車種に配点する。そのうち最も高く評価する車種に対して必ず10点を与える。10点を与える車種は1車種とする。2018-2019では、ボルボXC40が363点でイヤーカーに選ばれた。カローラスポーツは314点で次点、3位はフォルクスワーゲン『ポロ』の197点だった。
以下は日本カー・オブ・ザ・イヤーHPに掲載された諸星氏のコメント。
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トヨタ カローラスポーツ私は日本カー・オブ・ザ・イヤーは10年後、20年後に「2018年はどういう年だったか?」を思い出せるクルマを選ぶ。そうしたなかで選んだクルマがトヨタ・カローラスポーツとなった。
カローラ スポーツはトヨタのベーシックモデルであるカローラの復権に向けて作られたクルマ。17年ぶりにハッチバックスタイルのモデルにカローラの名前を使用し若返りをねらったこと。同時に発表された『クラウン』とともに初代コネクティッドカーとして、これからのクルマ社会に対する提案と対応をしっかり行ったこと。ハイブリッドとダウンサイジングターボという2種の興味深いパワーユニットを用意したこと。ターボエンジンでありながらレギュラーガソリン仕様であること。MT操作が苦手なドライバーに対し、操作をアシストするインテリジェンスマニュアルトランスミッションを設定したことなどを評価した。200万円強~という現実的な価格も大いに評価できる。
トヨタ カローラスポーツ☆☆☆
全投票点数(掲載はノミネート番号順)
トヨタ・カローラスポーツ:10点
マツダCX-8:1点
三菱エクリプスクロス:7点
ボルボXC40:4点
フォルクスワーゲン・ポロ:3点