パイオニア、香港・投資ファンドの完全子会社化へ

パイオニア・カロッツェリア「サイバーナビ」(参考画像)
パイオニア・カロッツェリア「サイバーナビ」(参考画像)全 1 枚

パイオニアと香港の投資ファンドのベアリング・プライベート・エクイティ・アジア(BPEA)は12月7日、総額約1020億円の「パイオニア再生プラン」に合意。BPEAは770億円を出資するとともに、現株主から約250億円で株式を買い取り、パイオニアを完全子会社化する。

パイオニアは主力のカーエレクトロニクスOEM事業の不振などにより、2018年中間期には99億3300万円の最終赤字を計上するなど、経営が悪化。複数のスポンサー候補に対して、資金提供を含む支援の可能性を打診していたが、9月12日、BPEAとスポンサー支援に関する基本合意書を締結していた。

パイオニアはキャッシュフローの悪化に直面しており、財務基盤の立て直しが急務。臨時株主総会で承認が得られ、必要となる届出完了後、BPEAは迅速に770億円の出資を行い、パイオニアは事業運営に必要不可欠な運転資金を確保する。その後、現株主から現金約250億円で株式を買い取り完全子会社化した上で、事業ポートフォリオの見直し、構造改革、経営体制の刷新などの再生に向けた抜本的施策を進めていく。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 大阪府警の白バイ、2025年度も「隼オイル」継続採用…過酷な環境でも安定した性能
  2. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  3. 「これかっこよすぎる!」「かなり価格を抑えてる」日本発売のプジョー新型『3008』がSNSで話題
  4. 【トヨタ クラウンエステート 新型試乗】走りそのものに違いを見出すのは難しいが…中村孝仁
  5. スバル唯一の海外工場、米SIAが生産600万台達成…今秋生産終了の『レガシィ』ラインオフ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る