DIY感覚で製作できる電動折りたたみ原付、長崎・平戸の中小企業が発売

ISOLAの電動の折りたたみ型自転車バイク「IS006」
ISOLAの電動の折りたたみ型自転車バイク「IS006」全 2 枚

自分でつくったモビリティに乗ってみたい---。長崎県平戸市に本社を構える中小企業のISOLA(イソラ)は、そんな人の願いを叶える電動の折りたたみ型自転車バイク「IS006」発売した。

【画像全2枚】

同社は1960年に自動車整備会社としてスタートし、2011年に3代目の有安勝也社長がこれからはEVが普及していくと考え、EV事業部を設立した。しかし、EVを製作して販売するには、中小企業ではなかなか難しいと判断。そこで、自転車に着目し、Eサイクルの開発を始めた。

そして、完成したのが電動の折りたたみ型自転車バイク「IS006」だった。カテゴリーは原付で、運転するには免許が必要だ。2012年の発売以来、マニアの間で人気を呼び、これまでに200台以上販売したという。

「20万円で販売していたのですが、お客さまの間で自分でつくってみたいという声が多く出てきたのです。それで自分でもつくりやすいようにしてキットを販売することにしたのです。マニュアルをわかりやすくつくり、製作している動画をホームページに載せました」と有安社長は話す。

キットの内容は、モーター(定格出力540W、最大出力1000W)、リチウムイオンバッテリー(48V20Ah)、充電器、テールライトユニット、フロントユニットステー、サイドステー、アクセル、ハンドルスイッチのほか、ウインカー、ヘッドライトなどの保安基準部品、そして取り付けに必要なナット、ネジ、タイラップなどだ。

キットの価格は14万5000円で、それらの部品を3万2000円の車体に組み付ける仕組みになっており、完成品を買うよりも少し安い。また、IS006と同じサイズのフレームであれば、自分のお気に入りの自転車につけることも可能だ。工具に慣れている人であれば、10時間ほどで製作できるそうだ。

「自分がつくることで、EVの構造や部品の役割に理解が深まり、構造を理解できたら、何かトラブルがあったときにも修理しやすくなると思います」と有安社長。すでに数件の注文が入っており、手応えを感じている様子だった。同社では、今後第2弾、第3弾の自転車バイク用DIYキットを販売していく予定だ。

《山田清志》

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