線路設備のモニタリングデータをAIで活用…JR東日本と理研AIPが共同研究へ

LTE回線とクラウドを活用して行なわれる共同研究の概要。
LTE回線とクラウドを活用して行なわれる共同研究の概要。全 1 枚

JR東日本は12月21日、線路設備のモニタリングデータを人工知能技術(AI)で活用する共同研究を開始することを明らかにした。

これは、JR東日本が2013年5月から導入している、線路状態を遠隔監視する「線路設備モニタリング装置」を通して得られたデータを、AIを通して活用することを目的としたもので、その共同研究を3年程度かけて、国立研究開発法人理化学研究所革新知能統合研究センター(理研AIP)と行なうという。

AIの導入により、線路状態の将来予測モデルを構築できること、異常を自動検知できるレールやレールを固定する締結装置、レールをつなぐ継目板といった軌道材料の範囲が広がること、より最適な修繕計画を支援するモデルを構築できることが期待でき、JR東日本では「さらに効果的なメンテナンス手法を構築するとともに、AI人材の育成を推進します」としている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『ムラーノ』、「プロパイロット」搭載でハンズフリー運転が可能に…米2026年モデル
  2. 【ダイハツ ムーヴキャンバス 新型試乗】「ワゴンRスマイル」と双璧をなす“癒し軽”…島崎七生人
  3. 新型センチュリークーペ、6輪のレクサス『LS』、次期カローラにミゼットも…トヨタが「ジャパンモビリティショー2025」出展車両を公開
  4. Singerのポルシェ911カレラクーペ、日本初公開へ…420馬力フラット6搭載
  5. トヨタの最高峰、新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…ブランド新戦略発表
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る