ポルシェ、日本国内に「エクスペリエンスセンター」を建設へ 2021年開業予定

「ポルシェ・エクスペリエンスセンター・ジャパン」の計画
「ポルシェ・エクスペリエンスセンター・ジャパン」の計画全 8 枚

ドイツのスポーツカーメーカー、ポルシェの日本法人、ポルシェジャパンは12月19日、大幅改良を施したミッドサイズクロスオーバーSUV『マカン』2019年モデルを日本初公開。その席上、七五三木敏幸社長は顧客へのスポーツドライビング体験の場を提供する新しい総合スポーツドライビング施設「ポルシェ・エクスペリエンスセンター・ジャパン」の建設を発表した。

「ポルシェ・エクスペリエンスセンターは、ポルシェが独自に設計するユニークで、かつダイナミックなドライビングコースが設置されます。日本への設置は世界で8番目で、日本では唯一無二の施設となる予定です」

センターの建設場所は千葉県木更津市で、2021年に開業予定であるという。詳細については未発表だが、海外に設置されているセンターの事例を見ると、通常のハンドリングコース、路面摩擦の低いハンドリングコース、氷上ドライブを仮想体験できるスキッドパッド、加速を体感するための直線路など、多様なドライビングを体感できるトラックになるものとみられる。また、ランチやディナーを提供するレストランも併設されることだろう。

ポルシェはクルマを販売するだけでなく、顧客が自らのポルシェを駆ってエキサイティングなドライブを楽しんだり、非ポルシェオーナーがポルシェのドライブフィールを味わう機会を作るという機会提供をグローバルで強化している。日本でそれに触れられる日がまもなくやってくる。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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