水素燃料電池二輪車の保安基準を導入、転倒時の衝撃緩和の要件を規定

水素燃料電池二輪自動車の国際基準を導入(参考画像)
水素燃料電池二輪自動車の国際基準を導入(参考画像)全 4 枚

国土交通省は2018年12月28日、水素燃料電池二輪車の基準を導入するため、道路運送車両の保安基準の細目を定める告示を一部改正すると発表した。

国連のWP29で「水素燃料電池二輪自動車等に関する協定規則」が採択されたことから、保安基準などについて所要の改正を行うもの。

水素燃料電池二輪車の基準では、二輪車は転倒することなど、二輪車特有の事象に対応する。主な要件では、水素容器表面への局所的甚大な損傷を防止すれば容器破裂は防止できると考えられるため、転倒時の耐擦過性と外部からの衝撃緩和のための要件を規定する。また、事故時に水素容器が車両から離脱することを防止するため、衝突事故を想定した加速度を加えた際、水素容器が車両に固定されていることを規定する。

さらに、二輪自動車は火災遭遇時、車両が転倒している可能性があり、周囲の人が水素排出方向を判断できるよう、容器安全弁作動時の水素放出方向は車両正立状態における鉛直下向きに放出することを規定する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. どこだ? 日産が7工場を閉鎖予定---可能性のある工場すべてをリストアップした
  2. 地面が光る「埋込型信号」が日本初導入、「横断歩道がわかりやすくなった」効果に期待
  3. もしも流行の「2段ヘッドライト」がなかったら…!? 一流デザイナーが斬新なフロントマスクを提案
  4. トランプ関税に「ジタバタしない」姿勢のトヨタも、米国市場で7月1日から値上げ[新聞ウォッチ]
  5. 東京外環道、千葉県内の4つのインターチェンジがETC専用に…9月2日から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る