アウディ TTS 改良新型、受注を欧州で開始…306馬力に強化、5万4400ユーロから

内外装は高性能グレードらしい新デザインに

デジタルコクピットは12.3インチの大型ディスプレイ採用

最新の先進運転支援システムを搭載

2.0リットル直列4気筒ターボは20hpプラスの306hpに

アウディ TTS クーペ 改良新型
アウディ TTS クーペ 改良新型全 14 枚

アウディは1月9日、『TTSクーペ』(Audi TTS Coupe)と『TTSロードスター』(Audi TTS Roadster)の改良新型の受注を欧州で開始した。ドイツ本国でのベース価格は、5万4400ユーロ(約677万円)と公表されている。

画像:アウディ TTS 改良新型

内外装は高性能グレードらしい新デザインに

アウディTTシリーズの高性能グレードが「TTS」だ。改良新型では外装をリフレッシュし、フロントには立体的デザインのシングルフレームグリルを採用する。マットチタンブラックインサートを備えたシングルフレームグリルは、TTS専用だ。リアは、テールランプが新デザイン。TTSではエアロパーツが専用となり、フロントリップスポイラー、ディフューザーなどが装備される。室内には、スポーツシートを標準装備した。荷室容量は、クーペが305リットル、ロードスターは280リットルだ。

特別モデルの「TTSコンペティション」を用意する。LEDヘッドライト、サイドシルのアウディリング、赤で塗装されたブレーキキャリパー、ハイグロスブラックの20インチホイールなどが特徴だ。インテリアは専用のレザー仕上げが選択できる。シフトレバーとステアリングホイールはアルカンターラとなり、さらに、カーボン製インレイが標準装備される。

デジタルコクピットは12.3インチの大型ディスプレイ採用

改良新型TTSには、最新の車載コネクティビティを採用する。「アウディバーチャルコクピット」の最新版では、12.3インチの大型ディスプレイに各種情報をデジタル表示する。2種類のモードが選択でき、クラシック表示では、スピードメーターとタコメーターが中心だ。インフォテインメントモードでは、ナビゲーションマップなどのコンテンツを表示する。オプションのスポーツディスプレイでは、エンジン出力やトルク、Gなどの情報を表示する。

センターコンソールの「MMI」(マルチ・メディア・インターフェイス)は、操作キーを6個にシンプル化した。「MMIナビゲーション」と「MMIタッチ」では、手書き入力に対応したタッチパッドが組み込まれる。音声認識によるコントロールシステムも採用した。「アウディコネクト」は、高速LTE通信により、さまざまなオンラインサービスを提供する。スマートフォンインターフェイスは、スマートフォンを接続し、USBを介して、アウディバーチャルコクピットにコンテンツをシームレスにストリーミングすることができる。

最新の先進運転支援システムを搭載

改良新型TTSには、最新の先進運転支援システム(ADAS)を採用した。「レーンチェンジアシスト」、「アウディサイドアシスト」、「レーン逸脱警告」、「アウディアクティブレーンアシスト」、「交通標識認識」、「パークアシスト」、「マトリクスLEDヘッドライト」などが用意される。このうち、アウディサイドアシストは、後方から急速に接近する車両や死角を走行する車両があると、ドアミラーに内蔵されたLEDライトが点灯。ドライバーがウインカーを作動させている場合は、点滅で警告。車線変更時の安全確認をサポートする。

また、アウディアクティブレーンアシストは、路上の白線を車載カメラが検知する。ドライバーがウインカーを作動させずに車線をはみ出しそうになると、警告を発するとともに、ステアリングを修正して車線内に戻してくれる。さらに、マトリクスLEDヘッドライトは、カメラで最大8台の前走車や対向車を検知。対向車や前方を走る車両に直接光を照射しないように自動でコントロールしながら、それ以外の車間エリアや周辺は明るく照らし出す。ロービームとハイビームの切り替えは不要となり、快適で安全な夜間走行を支援する。

2.0リットル直列4気筒ターボは20hpプラスの306hpに

改良新型TTSの欧州仕様には、直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「TFSI」の高出力版を搭載する。最大出力は286hpから306hpへ、20hp引き上げられた。最大トルクはプラス2kgmの40.8kgmを引き出す。トランスミッションは7速デュアルクラッチ「Sトロニック」、駆動方式はフルタイム4WDの「クワトロ」。改良新型TTSの動力性能は、0~100km/h加速4.5秒(クーペ)、4.8秒(ロードスター)と、従来よりも0.1秒短縮した。最高速は250km/h(リミッター作動)に到達する。

《森脇稔》

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