村田製作所、高精度センシングが可能な3軸傾斜センサをカーエレJAPAN 2019に出展へ

3軸傾斜センサ「SCL3300シリーズ」
3軸傾斜センサ「SCL3300シリーズ」全 2 枚

村田製作所は、過酷な環境下で高精度なセンシングを実現する3軸傾斜センサ「SCL3300シリーズ」を開発し、1月16日~18日に東京ビッグサイトで開催される「第11回国際カーエレクトロニクス技術展~カーエレJAPAN~」(オートモーティブワールドを構成)に出展すると発表した。

【画像全2枚】

ヘッドライトの照射軸を自動車の傾きによって自動調節する機能など、従来の傾斜検知以外の用途で3軸傾斜センサのニーズが高まっている。新製品はこれらのニーズに対応するため、同社のMEMS技術の活用によって小型・省電力で高精度な3軸検知を実現した製品を開発した。

マイナス40~125度という過酷な温度環境下で高精度なセンシングを実現する。業界最高クラスの高分解能を実現しながら超低レベルのノイズを実現した。センサ素子とASICをパッケージングすることで各軸の加速度から実角度をスムーズに算出する。デジタルSPIインタフェースによってアナログ-デジタル・コンバータ(ADC)設計が不要。

新製品は、3軸傾斜センサ「SCL3300シリーズ」としてサンプル出荷を既に開始しており、2019年春ごろの量産出荷を見込む。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. ミズノ、カーボン技術活用の新フットギア「MOBILARIA β」発表…ジャパンモビリティショー2025
  3. 三菱『デリカミニ』新型を発売、受注は1万台超え…「DELIMARU Package」を7割が選択
  4. 三菱自動車、『eKスペース』新型を発売…受注は標準グレードに集中で93%
  5. コンセプトカーはいっさいナシ!前回とは180度違う、日産の展示から見えた「リアルへの追求」とは…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る