テスラ、EV大量生産に向けてコスト構造見直しへ…従業員の7%を削減

テスラ・モデル3
テスラ・モデル3全 2 枚

テスラ(Tesla)は1月18日、従業員のおよそ7%を削減するリストラ策を発表した。

テスラは、直近の2018年第3四半期(7~9月)決算において、最終損益が3億1151万ドルの黒字を計上した。前年同期の6億1937万ドルの赤字から、黒字転換を果たしている。四半期ベースでの黒字計上は、2年ぶりだった。

黒字転換を果たした中での今回のリストラは、EVの大量生産に向けて、コスト構造の見直しが不可欠と判断したためだ。テスラの2018年の世界新車販売台数は、過去最高の24万5240台で、前年比はおよそ2.4倍と大きく増えた。大幅増に貢献したのは『モデル3』で、14万5846台を販売した。

しかし、モデル3の生産効率は、依然として低いのが現状だ。そこでテスラは、モデル3を大量生産して低価格化を進めるために、コスト構造の見直しの一環として、従業員のおよそ7%を削減する。

テスラの従業員は現在、およそ4万5000人だ。そのうちの7%のおよそ3150人が、リストラの対象になる。テスラのイーロン・マスクCEOは、「他に方法はない」としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. マッスルカー『チャージャー』、内燃エンジン仕様が登場…直6ツインターボで550馬力
  3. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  4. 日産の高級部門インフィニティ、3台の新型コンセプトカーを世界初公開へ…モントレーカーウィーク2025
  5. BMW『3シリーズ』が50周年! 日本だけの限定車発表に、SNSでは悲喜こもごも?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る