トヨタ プリウス、WLTP燃費は24.4km/リットル…2019年型を欧州で発表

ジェスチャー対応の最新車載コネクティビティを採用

トヨタ・セーフティ・センスは第2世代に

4WDのハイブリッドが欧州仕様に初設定

トヨタ・プリウスの2019年モデル
トヨタ・プリウスの2019年モデル全 9 枚

トヨタ自動車の欧州部門は1月18日、『プリウス』(Toyota Prius)の2019年モデルを欧州で発表した。

現行プリウス初の大幅改良を受けたのが、2019年モデルだ。エクステリアは、フロントがバンパーとヘッドライトのデザインを変更した。バイLEDヘッドライトのデザイン変更により、シャープな表情を演出する。リアはLEDテールランプとバンパーが新デザインだ。LEDテールランプは、縦長デザインから横長デザインに見直されている。17インチアルミホイールは、樹脂加飾部にチタン調の塗装を採用した。15インチアルミホイールはツインスポーク形状を採用する。

ジェスチャー対応の最新車載コネクティビティを採用

インテリアは、ステアリングホイールが新デザインだ。インストルメントパネルやフロントコンソールトレイなどにブラック加飾を採用する。カスタマイズ可能な4.2インチのカラーデュアルマルチインフォメーションディスプレイを採用した。

ディスプレイのメニューには、エネルギーモニター、ハイブリッドシステムインジケーター、エコスコア、エコセービングレコード、ドライブモニター、エコウォレット、エコダイアリーなどがある。ヘッドアップディスプレイ(HUD)を選択すると、ドライバーの視界に、進行方向を示すナビゲーションの矢印が表示される。

ワイヤレス充電トレイは、新世代のスマートフォンに対応するためにサイズが大きくなった。最大160mm×87mmのスマートフォンに対応する。これにより、アップルの「iPhone 8」やサムスンの「Galaxy」など、最新世代のスマートフォンでの利用を可能にしている。

2019年モデルには、最新の車載コネクティビティを導入する。「トヨタタッチ2」と呼ばれるマルチメディアシステムは、7インチのタッチパネルモニターが、スマートフォンと同じピンチ、フリック、スワイプのジェスチャーに対応するように改良された。地図のズームレベルはピンチインとピンチアウトの動きで変更することができ、地図はフリックまたはスワイプコマンドで移動することができる。同様に、フリックジェスチャーを使用してリストをスクロールできる。

トヨタ・セーフティ・センスは第2世代に

2019モデルのプリウスには、第2世代「トヨタ・セーフティ・センス」を標準装備した。

昼間の歩行者も検知対象とする「プリクラッシュセーフティ」(ミリ波レーダー+単眼カメラ方式)をはじめ、車線を逸脱しそうな時にステアリング操作をアシストする「レーンディパーチャーアラート」や、全車速に応じて追従走行を支援するレーダークルーズコントロール、夜間の見やすさをサポートするオートマチックハイビームをセットにした衝突回避支援パッケージだ。駐車場などから後退する際に、左右後方から接近してくる車両を検知し、ドアミラー内のインジケーターの点滅とブザーにより、注意を喚起するリアクロストラフィックアラートも用意する。

道路標識アシストは、カラーTFTマルチ情報ディスプレイに情報を表示して、より幅広く道路標識を認識し、警告を行う。ドライバーが制限速度を超えている場合、システムは視覚的警告と音による警告の両方を発することができる。制限速度、追い越し禁止、一時停止、進入禁止、高速道路の始点と終点など、より多くの交通標識を認識できるようにシステムがアップグレードされている。

4WDのハイブリッドが欧州仕様に初設定

2ZR-FXE型1.8リットル直列4気筒ガソリンエンジン+モーターのハイブリッドシステムでは、「AWD-i」と呼ばれる4WDハイブリッドが、欧州向けプリウスに初設定された。フロントのモーターに加えて、AWD-iでは、リアにも独立したモーターを搭載する。発進時とその後必要に応じて70km/hまでの範囲で、リアモーターが駆動力を発生する。欧州向けプリウスの2019年モデルの環境性能は、新テスト基準の「WLTP」で最も優れる仕様の燃費が24.4km/リットル、CO2排出量が94/kmと公表されている。

《森脇稔》

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