上野動物園のモノレールが休止へ…車両老朽化が理由、電気自動車などで代替 11月1日から

恩賜上野動物園モノレール4代目の車両となる40形。
恩賜上野動物園モノレール4代目の車両となる40形。全 3 枚

東京都交通局と東京都建設局は1月23日、上野懸垂線(恩賜上野動物園モノレール)の運行を11月1日から休止すると発表した。

恩賜上野動物園モノレールは、東京都台東区の上野動物園東園駅と上野動物園西園駅を結ぶ0.3kmの懸垂式モノレールで、1957年12月に開業した。常設のモノレール路線としては日本初で、日本一短いモノレール路線としても知られている。

現在は40形と呼ばれる2両編成1本が運用されているが、2001年5月に登場して以来17年が経過し老朽化が進んでいることから、次回の定期検査を前に離脱することになり、路線そのものの休止も決定された。休止後は、電気自動車などによる代替運行を無料で行なう予定。

東京都では、恩賜上野動物園モノレールの車両の特殊性から新車の製造に3年程度を要すること、電気設備などの大規模な更新が必要なこと、動物園全体の魅力向上の取組を考える必要があることから、「今後の車両更新またはそれに替わる方策については、都民等のご意見を伺いながら、検討していきます」としている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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