フォードモーター(Ford Motor)は1月23日、2018年の世界新車販売の結果を発表した。総販売台数は598万2000台で、前年の660万7000台に対して9.5%のマイナスだった。
市場別では、北米が292万台にとどまる。前年の296万7000台に対して、1.6%のマイナス。これまで好景気が続いてきた米国だが、新車販売は後退局面に入った。ただし、大型ピックアップトラックのフォード『Fシリーズ』の販売は好調だった。
また南米は、36万3000台。前年の37万5000台に対して、2.7%減とマイナスに転じる。
欧州は153万3000台を販売した。前年の158万2000台に対して、3%減と後退した。フォード『フィエスタ』が販売の中心だ。中東およびアフリカは、10万9000台。前年の11万9000台に対して、8.4%のマイナスだった。
フォード・フィエスタまた、アジア太平洋地域では、105万5000台を販売した。前年の156万6000台に対して、32.7%と大幅なマイナスだった。主力の中国市場が、米中の貿易戦争の影響により、新車販売が落ち込んだ影響を受けている。