ボッシュ、電動モビリティを拡大…ダイムラーとのモーター生産合弁を完全子会社化へ

ボッシュとダイムラーが合弁で設立した電動車向けモーター生産のEMモーチブ社の工場
ボッシュとダイムラーが合弁で設立した電動車向けモーター生産のEMモーチブ社の工場全 1 枚

ボッシュ(Bosch)は1月24日、ダイムラーと合弁で設立した電動車向けモーター生産のEMモーチブ社を、完全子会社化すると発表した。

EMモーチブ社は2011年、ボッシュとダイムラーの折半出資でドイツに設立された。2012年から、電動パワートレイン車向けのモーターの生産を開始し、主にメルセデスベンツとスマートの両ブランドの電動パワートレイン車に搭載されてきた。

ボッシュとダイムラーがe-モビリティ分野で協力する目的は、両社の専門能力による相乗効果を利用し、バッテリーや燃料電池、レンジエクステンダーによって加速される電動車のための高品質なトラクションモーターを開発することにあった。EMモーチブ社はこれまでに、45万基のモーターを出荷している。

ボッシュはこのEMモーチブ社を、完全子会社化すると発表した。現在、EMモーチブ社のモーターは、ダイムラーだけでなく、ポルシェ、フィアット、ボルボカーズ、プジョーなどの自動車メーカーに採用されている。完全子会社化は、電動モビリティを拡大するための次のステップ、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバル『レガシィ』生産終了、米工場から最終モデルがラインオフ…36年の歴史に幕
  2. トヨタと別れ独自開発? BMW『Z4』次期型の最終デザインを占う!
  3. 日産『マイクラ』新型、全車EVで約320万円から…英国で予約開始
  4. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
  5. 次世代バイオディーゼル、2050年カーボンニュートラルへ…期待される理由とは?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る