【デイトナ24時間】可夢偉&アロンソ搭乗のキャデラックDPiが総合優勝

デイトナ24時間表彰台(2019年) (c) Getty Images
デイトナ24時間表彰台(2019年) (c) Getty Images全 10 枚

北米伝統の耐久レース「デイトナ24時間」の決勝が現地26~27日に実施され、小林可夢偉、フェルナンド・アロンソらが乗った#10 キャデラック「DPi」が、雨に翻弄された一戦で総合優勝を飾った。日本人選手の総合優勝は27年ぶりと見られる。

現在はIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の一戦でもあるデイトナ24時間は、NASCARのビッグレース「デイトナ500」の開催地としても知られるオーバルコース「デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ」が舞台。24時間レースはオーバルのインフィールドにあるロードセクションも組み合わせたコースで実施される。

2019年のデイトナ24時間は雨に翻弄される展開となり、フルコースイエローの状態が何度も繰りかえされるなどした。残り2時間を切った時点で赤旗中断になると、その後はレースが再開されることなく、残り10分というところでチェッカーフラッグが振られてレースは決着を見る。

トヨタからWEC(世界耐久選手権)2018/2019シーズンのLMP1クラスに参戦している小林可夢偉とフェルナンド・アロンソ(元F1王者)は今回、Wayne Taylor Racingの#10 キャデラックDPiに搭乗。レースの総合優勝を争うDPiクラスにJ.テイラー、R. バン・デル・ザンデとの4人組で出走し、#31 キャデラックDPiや#7 アキュラ「DPi」と優勝争いを展開した。

残り約2時間での赤旗中断時点で#10 キャデラックDPiは首位、そのまま総合優勝を飾ることに。アロンソは昨年に続く2度目のデイトナ24時間レース参戦で自身初優勝、そして可夢偉は初参戦でビッグレースのオーバーオールウイナーズリストにその名を刻むこととなった。日本人選手のデイトナ24時間レース総合優勝は、1992年に日産で勝った長谷見昌弘、星野一義、鈴木利男以来27年ぶりと見られる。

(*以上の結果と内容はレース終了直後の状況に基づくもの)

《遠藤俊幸》

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