BMW 7シリーズ 改良新型にPHV、6気筒に変更…EVモードの航続はおよそ1.5倍に

4気筒から6気筒へ変更。システム全体のパワーは394hpに向上

押し出し感の強い大型グリルで表情を一新

BMWインテリジェントパーソナルアシスタントを採用

BMW 7シリーズ 改良新型のPHV、745Le
BMW 7シリーズ 改良新型のPHV、745Le全 16 枚

BMWは2月1日、改良新型『7シリーズ』(BMW 7 series)にプラグインハイブリッド車(PHV)の「745e」、同ロングボディの「745Le」、同ロングボディ4WDの「745Le xDrive」を欧州で設定すると発表した。

画像:BMW 7シリーズ 改良新型のPHV、745Le

7シリーズのPHV「740e」は従来、2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンを中心にしたPHVシステムを搭載していた。これに対して改良新型では、3.0リットル直列6気筒ガソリンターボエンジンを核にした新PHVシステムを採用する。

4気筒から6気筒へ変更。システム全体のパワーは394hpに向上

3.0リットル直列6気筒ガソリンターボエンジンは、最大出力286hp/5000~6000rpm、最大トルク45.9kgm/1500~3500rpmを発生する。従来の2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジン(最大出力258hp、最大トルク40.8kgm)に対して、28hp、5.1kgパワフルだ。

モーターは、最大出力113hp、最大トルク27kgmを引き出し、8速AT「ステップトロニック」と一体設計。エンジンとモーターを合わせたシステム全体では、394hpのパワーと61.2kgmのトルクを獲得する。従来の740eの326hpに対して、68hp強化された。動力性能は0~100km/h加速が5.2秒、最高速250km/h(リミッター作動)の性能を発揮する。

二次電池は、蓄電容量12kWhのリチウムイオンバッテリーだ。EVモードの航続は、従来のおよそ1.5倍に伸び、最大58kmをゼロエミッション走行できる。この効果もあり、欧州複合モード燃費47.6km/リットル、CO2排出量48g/kmと、従来の740eと同等の環境性能を実現している。

押し出し感の強い大型グリルで表情を一新

改良新型7シリーズのPHVには、新デザインの大型フロントグリルが採用された。これは、ブランド最上級SUVとして登場した『X7』に続くもので、フラッグシップサルーンの7シリーズらしい堂々のデザインとした。ヘッドライトやテールライトも新デザインとなり、最新のLED技術が組み込まれる。

改良新型7シリーズのPHVには、最新のドライバーアシスタンシステムが数多く設定される。ステアリング&レーンコントロールアシスト、リバースアシスト付きパーキングアシストを含むドライビングアシストプロフェッショナルに代表されるドライバーアシスタントシステムによって、自動運転の実現に向けた最新技術を提示する。

BMWインテリジェントパーソナルアシスタントを採用

改良新型7シリーズのPHVには「BMWライブコクピットプロフェッショナル」を標準装備する。ステアリングホイールの向こう側に組み込まれた12.3インチサイズのデジタルメーターパネルと10.25インチサイズのコントロールディスプレイで構成。このフルデジタルコクピットには、「BMWオペレーティングシステム7.0」が採用される。これはメーターパネルとコントロールディスプレイの間で、完全に統合されたデジタル表示を実現するもので、より的確にドライバーそれぞれの好みに合わせた操作を可能にする。

オールデジタル式メーターパネルには、ナビゲーションの地図を表示するセクションだけでなく、個別に選択した内容の表示スペースが設けられる。また、センターコンソールに組み込まれたコントロールディスプレイの表示は、シームレスかつ均一にデザインされており、直感的なタッチ操作が可能だ。それぞれリアルタイムで内容が表示される最大10種類の自由に構成可能なパッドが2~4個メインメニューに表示され、フラットなメニュー構造によってすべての設定や機能に素早くアクセスできる。さらに、BMWオペレーティングシステム7.0では、ドライバーと車両の間のマルチモーダルインタラクションも改善されており、ユーザーはiDriveコントローラー、タッチ操作、音声入力、ジェスチャーコントロールのいずれかを選択できる。

改良新型7シリーズのPHVには、「BMWインテリジェントパーソナルアシスタント」を採用する。これは、新世代の車載コネクティビティシステムで、ユーザーは運転中、「ハイ、BMW」と呼びかけることにより、世界23言語に対応する音声アシストが起動し、ユーザーが求めるさまざまな機能や情報に、安全にアクセスできる。例えば、運転中のドライバーに代わって、BMWインテリジェントパーソナルアシスタントが、音声認識によって車両のナビゲーションシステムや空調をコントロールする。ドライバーが、「BMW、私は疲れている」と呼びかければ、ドライバーの眠気を覚ますために、音楽や空調を最適に調整してくれる。人工知能(AI)とオープンモビリティクラウドを活用することにより、BMWインテリジェントパーソナルアシスタントは、性能を常に向上させる。ソフトウェアは定期的に、無線によるアップグレードが受けられる。

《森脇稔》

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