車が必要だけど運転できない---MaaSで交通弱者を支援 NECなど研究

研究に先立って2018年12月14日に地域交通への理解を深めるために小松市で開催した「アイデアソン」の様子
研究に先立って2018年12月14日に地域交通への理解を深めるために小松市で開催した「アイデアソン」の様子全 2 枚
NECソリューションイノベータ、いーじー、医療法人社団の田谷会は2月4日、地域の交通課題解決を目的に、地域版MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)分野を視野に入れた共同研究を開始すると発表した。

過疎地域などでは、車が不可欠な環境でありながら、自身で車を運転できないため、日常生活を送るうえで必要な移動手段が確保できない移動制約者が多く存在している。今回の共同研究では、日常生活を送る上で必要な移動手段が確保できない移動制約者の課題解決を目指す。

同日から、石川県小松市で田谷会が運営する介護施設の高齢者に対して、日々の交通における課題やニーズに関するヒアリングを実施する。外出頻度や外出先や、徒歩、自転車、公共交通機関、家族による支援の有無など、移動手段を調べる。

3者は研究を通じて、外出時に人の手を借りざるを得ず、そのことへの心理的負担から頻繁に外出できないと想定される移動制約者の課題を、MaaSによって解決し、「誰もが気がねなく、おでかけできるまち」の実現を目指す。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 「動画を観る」もっとも良い方法とは? トヨタ車純正ディスプレイオーディオ搭載車の場合は?[車内エンタメ最新事情]
  3. レクサス『IS』改良新型、米国はハイブリッドなし..V6ガソリンだけを設定
  4. 「妄想が現実になった」トヨタがAE86のエンジン部品を発売へ…「復刻だけじゃない」その内容に驚きの声
  5. メルセデスベンツ『GLC』新型、インテリア先行公開…史上最大39.1インチディスプレイ採用
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る