VW系の米充電ステーション、テスラのバッテリー配備へ…オフピーク時に電力を蓄電

充電ステーションに、テスラのバッテリーを配備
充電ステーションに、テスラのバッテリーを配備全 3 枚

フォルクスワーゲングループ(Volkswagen Group)の傘下で、米国で電動パワートレイン車の充電インフラを整備しているエレクトリファイ・アメリカは2月4日、全米100か所の充電ステーションに、テスラのバッテリーを配備すると発表した。

エレクトリファイ・アメリカはフォルクスワーゲングループと協力しながら、全米の主要都市に300か所以上、郊外に200か所以上、合計500か所以上に、急速充電ステーションを整備する計画を進めている。

同社は今回、全米100か所の充電ステーションに、テスラのバッテリー、「テスラ・パワーパック」を配備すると発表した。テスラのバッテリーシステムの導入は、EVやプラグインハイブリッド車(PHV)など、電動パワートレイン車のユーザーの充電料金を抑えるのが目的だ。

テスラのバッテリーシステムに、オフピークの時間帯に電力を蓄電し、充電のピーク時に利用できるようにする。充電ステーションには、約350kWhの蓄電容量を持つ210kWのバッテリーシステムが設置され、後に容量を増やせるモジュラー設計とする。

出力は、一般的な50kWの急速充電器の7倍の350kWで、1分あたり最大約32km走行分の電力を電動パワートレイン車に充電できる。同社は米国42州の17都市の交通量の多い道路の充電ステーションに、テスラのバッテリーを配備していく。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『プリウスPHEV』、黒が冴える「ナイトシェード」設定
  2. ホンダ株主総会で三部社長「完全否定ではない」日産との経営統合に“未練”[新聞ウォッチ]
  3. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  4. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  5. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る