レンジローバー・ヴェラール に550馬力スーパーチャージャー、最強グレード発表

レンジローバー・ヴェラール SV オートバイオグラフィー・ダイナミック・エディション
レンジローバー・ヴェラール SV オートバイオグラフィー・ダイナミック・エディション全 17 枚

ランドローバーは2月5日、『レンジローバー・ヴェラール』(Range Rover Velar)の最強グレード、「SVオートバイオグラフィー・ダイナミック・エディション」を発表した。

レンジローバー・ヴェラールは、『レンジローバー』シリーズの第4のモデルだ。『レンジローバー・イヴォーク』と『レンジローバー・スポーツ』の間を埋める役割を担うミッドサイズSUVとなる。

その頂点に位置するのが、今回発表されたSVオートバイオグラフィー・ダイナミック・エディションだ。「SVオートバイオグラフィー・ダイナミック」は、レンジローバーやレンジローバー・スポーツに設定されている。今度は、レンジローバー・ヴェラールにも、SVオートバイオグラフィー・ダイナミック・エディションとして、拡大展開された。

0~100km/h加速4.5秒、最高速274km/hの俊足SUV

レンジローバー・ヴェラール SV オートバイオグラフィー・ダイナミック・エディションレンジローバー・ヴェラール SV オートバイオグラフィー・ダイナミック・エディション

ジャガー・ランドローバーのスペシャル・ビークル・オペレーションズ(SVO)が開発を担当。パワートレインは、ジャガー・ランドローバーの高性能車に搭載される5.0リットルV型8気筒ガソリンスーパーチャージャーだ。最大出力は550ps/6000~6500rpm、最大トルクは69.3kgm/2500~5500rpmを引き出す。

トランスミッションは、アルミ製パドルシフト付きのZF製8速AT「クイックシフト」で、専用チューンを受けた。駆動方式はトルクオンデマンドの4WDで、「インテリジェント・ドライブライン・ダイナミクス・システム」が、前後で駆動トルクを配分する。状況に応じて、完全な後輪駆動になる。車両重量は2160kgあるが、0~100km/h加速4.5秒、最高速274km/hの性能を備えている。

レンジローバー・ヴェラール SV オートバイオグラフィー・ダイナミック・エディションレンジローバー・ヴェラール SV オートバイオグラフィー・ダイナミック・エディション

高性能車であることを主張する専用の内外装

エクステリアは、高性能グレードらしい演出を施した。エアロダイナミクス性能や冷却性能が追求されており、専用のフロントバンパーは、開口部が大きいエアインテークを持つ。リアバンパーも専用デザインで、4本出しのマフラーを装備した。「バリアブル・アクティブ・エグゾースト・システム」は、走行状況に応じてエグゾーストノートを最適化するバルブテクノロジーだ。

レンジローバー・ヴェラール SV オートバイオグラフィー・ダイナミック・エディションレンジローバー・ヴェラール SV オートバイオグラフィー・ダイナミック・エディション

ボディカラーはブルーをはじめ、SVOのプレミアムパレットシリーズのメタリック塗装となり、ブラック仕上げのルーフを標準装備する。鍛造アルミホイールは、軽量の21インチサイズで、22インチはオプションだ。ブレーキは強化されており、ローター径はフロントが395mm、リアが396mm。赤いブレーキキャリパーは、フロント4ピストンとした。

インテリアは、キルティング加工が施され専用のウインザーレザーを採用する。カラーは、エボニーやビンテージタンなど、4色を用意した。スポーツステアリングホイールを装備。オプションで、カーボンファイバーパックが選択できる。前席は20方向の調整が可能で、ヒーターや空調機能が付く。後席は40:20:40の3分割で倒せ、シーンに応じて積載スペースを変更できる。トランク容量は通常が673リットルで、後席を折りたたむと最大1731リットルまで拡大する。

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最新のコネクトと先進運転支援システムを搭載

最新のインフォテインメントシステムとして、「Touch Pro Duo」を標準装備する。従来のボタンやダイヤル類をできる限り排除して直感的な操作性を追求した。また、さまざまな設定が、タッチパネル操作やロータリーコントローラーでできるようにするなど、カスタマイズ性を強化する。アッパースクリーンは30度まで角度調整が可能だ。12.3インチの「インタラクティブ・ドライバー・ディスプレイ」も採用している。

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最新の先進運転支援システム(ADAS)も搭載する。レーンデパーチャーワーニング(車線逸脱警告)、自動緊急ブレーキ、360度ビュー&パーキングガイド機能付きサラウンドカメラシステム、ブラインド・スポット・アシスト、レーンキープ・アシストなどが装備されている。

《森脇稔》

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