クルマ好きがDIATONEをチェック「ナビを換えただけ?」…大阪オートメッセ2019

『大阪オートメッセ2019』での“DIATONE”ブース。
『大阪オートメッセ2019』での“DIATONE”ブース。全 5 枚

2月9日より3日間にわたり開催された『大阪オートメッセ2019』。なんと3日間合計の来場者数は昨年の約21万8000人に対して5万人近くも多い約26万2000人を数えたという。そんな大盛況のうちに幕を閉じた同イベントの"DIATONE"ブースを取材した。

取材の目的は、"DIATONE"サウンドが"クルマ好き"な方々にどれほどのインパクトを放てるのかを確認するためだ。そのリポートを2回に分けてお届けする。

■スタンダードな接続方法で、純正フロント2ウェイスピーカーを緻密に制御!

"DIATONE"は今回、2台のデモカーをブースに並べた。当回はそのうちの1台、"ナビを換えただけ"のシンプルなデモカー"トヨタ・プリウス"の音を聴いた方々の声をお伝えしていく。

最初にデモカー「プリウス」のプロフィールから紹介しておこう。搭載システムは『DIATONE SOUND.NAVI・NR-MZ300PREMI』(税抜価格:26万8,000円)+純正スピーカー。正真正銘にナビを換えただけ、である。ドア内部のデッドニングもまったく行われておらず、ケーブル類も『NR-MZ300PREMI』に付属のハーネス以外、すべて純正のままだ。

ちなみに、『DIATONE SOUND.NAVI』のプレミアムモデルでは、内蔵パワーアンプの4ch分すべてをフロントスピーカーにあてがう"マルチアンプ接続"も可能だが、当デモカーでは敢えてその接続方法も取られていない。ごくごくライトな(スタンダードな)使い方が成されているというわけだ。

とは言いつつもそこは『DIATONE SOUND.NAVI』。フロントスピーカーを内蔵パワーアンプの2chだけで駆動していても、トゥイーターとミッドウーファーの個別制御が可能だ。"DIATONE"独自の機能である"マルチウェイ・タイムアライメント"が搭載されているからだ。そのアドバンテージを最大限活用し、フロントの純正2ウェイスピーカーを緻密にコントロールできている。さて、そのサウンドは試聴した方々の耳にどのように響いたのだろうか…。

■「コントロール機能がサウンドに与える影響の大きさに驚いています」

では、"DIATONEデモカー トヨタ・プリウス"の音を聴いた来場者の声をお届けしていこう。

まずは、32歳男性の話から紹介する。この方は『大阪オートメッセ』に来たのは初めて。しかしクルマに関することには全般的に興味があるという。カーオーディオにも関心があり、2万円台のエントリースピーカーも装着済みとのことだった。

「"5.1chが聴ける"と書いたバナーがデモカーのルーフに乗っていて、それが気になって列に並んでみました。

自分のクルマより良い音がしていて驚きました。乗り込む前に、スピーカーは純正のままでしかもデッドニングもしていないと聞いていたので、あまり期待はしていなかったのですが。音が良い理由は"コントロール機能が充実しているから"とのことですが、効果の大きさは想像以上でしたね。

この音を聴いたことで、愛車のシステムをいじりたい気持ちが沸いてきました。愛車はナビ交換が不可能な構造なので『DIATONE SOUND.NAVI』を導入することはできないのですが、なんらかのコントロールユニットを導入してみたいです。スピーカーは交換済みなので、このクルマより良い音が得られる可能性もありますよね。カーオーディオシステムを本格的に組んでみたいという気持ちに火が付いてしまいました(笑)」

■「愛車にはサブウーファーも搭載していますが、ナビを換えないとどうにもならないことを痛感しました」

続いては、30歳と28歳の男性2人組の声を紹介する。まずは30歳の方の話から。

「愛車には純正オプションのプレミアムスピーカーを取り付けてあります。ドライブには音楽が欠かせないので音が良い方がいいなと思って導入しました。ナビとセットだったのでスピーカーだけの値段は覚えていないのですが、そこそこの価格はしたと思います。

でも、この"プリウス"の方が音が良い。違いとして大きかったのはクリア感と、低音の出方ですね。パンチが効いていました。そして、音像の立体感も際立っていました。

『DIATONE SOUND.NAVI』という良いものがあることが分かったので、今度クルマを買い替えるときには、『DIATONE SOUND.NAVI』と市販スピーカーの組み合わせを試してみたいですね」

ご友人のほうは、より本格的なシステムを積んでいるとのことだった。

「DIYでスピーカーを1万円台のモデルに換えて、さらにはサブウーファーも入れているのですが、このクルマの方が聴きやすい音でした。ナビを換えないとどうにもならないということを痛切に実感しました。クルマを乗り替えたときとは言わずに、すぐにでも『DIATONE SOUND.NAVI』を使ってみたいですね(笑)。検討してみます」

■「スピーカーは純正のままなのに、音の質も良くなるんですね。びっくりしました」

次いでは、クルマが好きでここ数年は『大阪オートメッセ』に毎年来ているという38歳男性の声を紹介しよう。

「前からカーオーディオにも"DIATONE"にも興味を持っていました。なので、毎年このブースの前を通る度にデモカーの音を聴いてみたいと思うのですが、いつも試聴待ちの列が長いので断念していました。今年は通りかかったときにたまたま列が短かったので、やっと聴けました。

愛車のオーディオは純正のままですが、以前乗っていたクルマではエントリーグレードの輸入スピーカーを装着していたので、スピーカー交換をするとどれくらい音が変わるのかは体験しています。

その音よりも、"プリウス"の方が良い音でしたね。5.1chのリアルさにも驚かされましたが、2chのステレオ音源を聴いたときに、音がスピーカーから聴こえてくるのではなくてフロントガラスの目の前から聴こえてきたのにはびっくりしました。

システムにチューニング機能を追加することの利点を体験できて良かったです。スピーカー交換よりもナビを換えることの方が音の変わり幅が大きいんですね。

そして、聴こえ方ばかりではなく音質も変わるんですね、スピーカーは純正のままなのに。特に高音のクリアさが好印象でした。興味が沸きました。いつかは使ってみたいですね」

■「クルマの中でも良い音が聴けることが分かったので、カーオーディオにも興味が沸いてきました」

最後は、ホームオーディオにはそれなりの予算を掛けているという67歳男性の話を紹介する。

「『大阪オートメッセ』には毎年来ています。今年は気になっている新車があって、それを一番のお目当てでやってきました。

カーオーディオにも関心があります。でも何かを付けたりしたことはありません。クルマの場合は空間が狭いですし音を良くするのは難しそうで、なんとなく手を出しづらく思っていました。

ただ、"DIATONE"の音は聴いてみたいとずっと思っていました。昔から愛着を持っていたから。なので今年こそはと思い、列も長かったのですが並んでみました。

カーオーディオもまんざらではないですね。ここまでの音が聴ければ御の字ではないでしょうか。

ところで愛車のナビにもシートポジションを設定する機能が付いているので、その機能はよく活用しています。しかし、このクルマで聴けるような音には到底なりません。『DIATONE SOUND.NAVI』のチューニング機能は高性能なんですね。

カーオーディオにも手を出してみたくなりました。そして、まずはナビから始めるというのもアリですね。ドライブ中にも良い音が聴けるようになったらうれしいですし、やってみたいですね」

『大阪オートメッセ2019』の"DIATONE"ブースには、何らかのカーオーディオ体験、もしくはホームオーディオ体験を持っている方たちが多く訪れていた。そしてそのような方々だったからこそ、"ナビを交換しただけ"のインパクトがより大きく伝わったようだ。"DIATONEデモカー トヨタ・プリウス"の音は、違いの分かる方々の耳に確かな手応えを感じさせた。

もしもどこかのイベントでこのクルマを見かけたら、"ナビを換えただけ"の成果をぜひともご自身の耳で確認していただきたい。『DIATONE SOUND.NAVI』の魅力を改めて感じ取れるに違いない。

さてこれに続く「Part2」では、ハイエンドシステムを搭載した"メルセデス-ベンツ・A180 Sports"の音を体験した来場者の声を紹介していく。超ビギナーから熱心な愛好家までさまざまな方々の声が集められている。乞うご期待。

『大阪オートメッセ2019』を訪れた"クルマ好き"たちが"DIATONE"の音をCheck! Part1「ナビを換えただけ?」

《太田祥三》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  4. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る