メルセデスベンツ初の市販EV、『EQC』が最終テスト…2019年半ばに発売へ

メルセデスベンツ EQC の最終テスト
メルセデスベンツ EQC の最終テスト全 9 枚

メルセデスベンツは2月22日、2019年の半ばに欧州での発売を予定しているメルセデスベンツブランド初の市販EV、『EQC』(Mercedes-Benz EQC)の最終テストをスウェーデンで行った、と発表した。

「EQ」は、メルセデスベンツが立ち上げた電動車に特化したサブブランド。EQブランドの最初の市販車となるEVが、SUVのEQCだ。EQCは電動SUVで、ボディサイズは全長4761mm、全幅1884mm、全高1624mm、ホイールベース2873mmとなる。

EQCには、メルセデスベンツが新開発した電動パワートレインを搭載する。モーターは前後に2個搭載し、4輪を駆動する4WD。2個のモーターは、合計で最大出力408hp、最大トルク78kgmを引き出す。前後アクスル間で走行状況に応じて、トルク配分を行う。動力性能は、0~100km/h加速5.1秒、最高速180km/h(リミッター作動)。

バッテリーはリチウムイオンで、蓄電容量は80kWhと大容量。重量は650kgで、車体中央の低い場所にレイアウトされる。1回の充電での航続は、欧州の計測モードで450km以上。急速充電は、欧州や米国ではコンボ方式、日本や中国ではチャデモ方式に対応。バッテリーの80%の容量なら、充電はおよそ40分で完了する。

メルセデスベンツは、このEQCの最終テストを2019年半ばに欧州での発売に備えて、スウェーデンで行った。最終テストでは、気温マイナス35度の環境下において、バッテリーの熱管理、寒冷時の充電や安全性、氷と雪上でのトラクション性能などに、とくに注意を払った、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  2. 【フィアット 600ハイブリッド 新型試乗】意外にもBEV版よりスムースで快適! 価格にも「親近感」…島崎七生人
  3. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  4. 「スポーツバイクの王者」新型スズキ『GSX-R1000』発表! 40周年で大幅改良、日本市場復活なるか
  5. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  5. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
ランキングをもっと見る