ホンダ 倉石副社長「困難な道を選ぶのはホンダのDNA」…車いす陸上競技の支援が20周年

ホンダ 車いす陸上競技のイベント
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ホンダは2月28日、グループによる車いす陸上競技の支援活動が4月に20周年を迎えることになり、本社でメディア向けイベントを開いた。併せて4月にホンダブランドで発売する競技用車(車いすレーサー)の新モデルも発表した。

ホンダは1999年4月に、グループの部品会社であるホンダ太陽およびホンダR&D太陽(いずれも大分県日出町)内に車いす陸上競技の公式クラブ「ホンダアスリートクラブ」を発足させ、支援活動を続けてきた。翌2000年からは本田技術研究所で陸上競技用車いすの開発に着手した。

また、13年にはホンダR&D太陽にグループの車体メーカーである八千代工業(埼玉県狭山市)を加えた3社で高性能のカーボンフレームによる陸上競技用車いす「極(きわみ)」の量産技術を確立、翌年から販売してきた。

イベントであいさつに立ったホンダの倉石誠司副社長は、車いす陸上競技について「困難な道をあえて選び、自らの想いでやり遂げる。そして1番を目指す姿はホンダのDNAそのもの。引き続きホンダの熱き想いでご支援を続けてまいりたい」と語った。

4月の発売を前に公開された車いすレーサーの新モデルは「翔(かける)」で、本田技術研究所が開発し、八千代が生産、ホンダ太陽が販売窓口を担当する。ブランド名は従来の「ヤチヨ・ホンダサン」から「ホンダ」に変更した。研究所・R&DセンターXの竹中透主席研究員は新モデルについて「乗用車のようなウィングフレームと呼ぶ新デザインのフレームを採用し、直進安定性などを高めた。(むき出しだった)ステアリング関係部品もフレーム内に格納してスマートにした」と紹介した。オーダーメードが可能で、価格は今後公表予定。

イベントにはホンダグループが支援する国内外のアスリートら6人も出席した。16年のリオデジャネイロパラリンピックの車いすマラソンに日本代表で出場した山本浩之選手(52)は「私たちだけが努力してもパフォーマンスは上がらないので、こうしたレーサーが必要だ。東京パラリンピックへの出場が決まれば、この新しい『翔』で東京を走りたい」と話した。

《池原照雄》

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