「叡山電車」こと、京都市左京区の叡山電鉄(叡電)は2月28日、リニューアルした700系デオ720形722号の運行を3月21日から開始すると発表した。
叡電初の冷房搭載・ワンマン対応車としてデビューした700系は、デオ710形とデオ730形が各2両、デオ720形が4両在籍しているが、最初の車両が1987年7月に登場してから30年程度が経過していることから順次リニューアルが進められており、2015年9月にはデオ730形731号が「ノスタルジック731」に、2018年3月にはデオ730形732号が観光列車『ひえい』に生まれ変わっている。
今回、これらに続いてリニューアルされる722号は、塗色を沿線の神社仏閣をモチーフにした朱色をベースとし、車内の座席をバケット化。照明をLED化することで省エネ化を図る。
運行初日は、出町柳9時52分発八瀬比叡山口行きから運用に入り、翌日以降の平日はおもに鞍馬線で運行される予定。
沿線の神社仏閣をイメージした朱色のデオ720形722号。