同車は、アバルト『124スパイダー』がベースの限定モデルだ。アバルト124スパイダーは、フィアット『124スパイダー』をベースにしたアバルトの高性能版。マツダ『ロードスター』と基本設計を共通にしており、生産もマツダの工場で行われている。アバルト124スパイダーは2016年、日本市場にも導入された。
ジュネーブモーターショー2019で初公開されるアバルト124ラリートリビュートは、2018 年のFIA 「R-GTカップ」に参戦したアバルト『124ラリー』のタイトル獲得を記念するモデルだ。限定124台を発売する。

エンジン回転数に応じて排気ガスの流れを調整し、痛快なサウンドを発するデュアルモードシステムを備えた「レコードモンツァ」エキゾーストを装備。ブレンボ製ブレーキやレーシングホワイト仕上げの軽量17インチアルミホイールも採用される。
ボディカラーはコスタブラバレッドとトリニホワイトで、どちらもマットブラック仕上げのボンネットを採用する。これは、アバルト124 ラリーをモチーフにしたものだ。ドアミラーカバーは、ボディカラーがレッドの場合はガンメタルグレー、ホワイトの場合はレーシングレッドになる。オプションで、脱着式のハードトップが選択できる。

アバルト124ラリートリブートには、1.4リットル直列4気筒ガソリンターボ「マルチエア」エンジンを搭載する。アバルトのチューニングにより、最大出力は170hp、最大トルクは25.5kgmを獲得する。トランスミッションは、6速MTを組み合わせている。