ブガッティ シロン に110周年記念車、フランスへの敬意を表現…ジュネーブモーターショー2019で発表

ブガッティ・シロンスポーツ110ansブガッティ(ジュネーブモーターショー2019)
ブガッティ・シロンスポーツ110ansブガッティ(ジュネーブモーターショー2019)全 12 枚

ブガッティは3月4日(日本時間3月5日)、スイスで開催したジュネーブモーターショー2019のプレビューイベントにおいて、『シロンスポーツ』の「110ansブガッティ」(Bugatti Chiron Sport 110 ans Bugatti)を初公開した。

同車は、ブガッティブランドの誕生110周年を祝うモデルだ。ブガッティの母国、フランスへの敬意が表現されており、世界限定20台が生産される。

ブランド誕生110周年車に相応しいこだわりが随所に

ボディカラーは、「ル・ブルー・ブランルージュ」と命名された。フランス国旗のブルー、ホワイト、レッドの3色をアクセントに使用する。例えば、フランスの国旗の3色が、車両の左側ドアミラーにあしらう。ブガッティによると、これはフランスの公用車と同じという。
ブガッティ・シロンスポーツ110ansブガッティブガッティ・シロンスポーツ110ansブガッティ
ボディとフロントエンドはカーボンファイバー製だ。フロントグリルは、アルミ製とした。複雑な工程で塗装された車両後部のマットスチールブルー仕上げは、高い光沢を放つ。キャビンを囲むような「C」のラインも、スチールブルーで塗装する。フロントエンドは、スチールブルーのカーボンパターンが見える仕上げ。ツートンカラーは、1920年代のブガッティの歴史的モデルがモチーフという。

アルミホイールは、「ノクターン」と呼ばれるマットブラックで塗装。ホイールの奥には、鮮やかなフレンチレーシングブルー塗装のブレーキキャリパーが見える。アルミ製フィラーキャップはサンドブラスト処理され、手作業で磨かれた。「110 ans Bugatti」のエンブレムは、フランスの国旗がロゴの上に配置されており、フィラーキャップの中央に装着される。フィラーキャップのベースプレートも、青または白に塗装することができる。

格納式リアスポイラーが立ち上がるとフランス国旗が見える

車両のリアでは、格納式リアスポイラーの下側全面に、フランス国旗が配されているのが目を引く。このリアスポイラーは、マットブラック仕上げ。リア中央のマットブラックの「Ettore Bugatti」ロゴ、マットブラックのホイール、スポーツエキゾーストシステムとコーディネートされた。このスポーツエキゾーストシステムは、つや消しのブラックで仕上げる。通常モデルではオプションのガラスルーフパネル、「Sky View」を標準装備。ガラスパネルは薄いガラスと4つの中間層を持つ、新開発のラミネート構造とした。
ブガッティ・シロンスポーツ110ansブガッティブガッティ・シロンスポーツ110ansブガッティ
インテリアは、スポーツシートのヘッドレストやバックレストに、フランス国旗を刺繍した。レザーステアリングホイールは、12時の位置にマークが付く。このスポーツステアリングホイールでは、マットカーボンファイバーとブルーレザーを組み合わせている。

カーボンファイバーはステアリングホイール、ステアリングコラム、シートトリムにも使用。インテリアは、ディープブルーレザーで装飾されている。スポーツシートのサイドやドアトリムは、アルカンターラで覆われた。センターコンソールの収納スペースには、カーボンファイバープレートの上に、エナメルインサート付きの純銀製メダリオンがレイアウトされている。

世界最強レベルの1500hpのパワーは健在

ミッドシップに搭載されるパワートレインは、8.0リットルW16気筒+4ターボ。2ステージターボ化されており、最大出力1500hp/6700rpm、最大トルク163kgm/2000-6000rpmを引き出す。トランスミッションは7速デュアルクラッチ「DSG」。駆動方式は4WD。

シロンスポーツでは、車両重量は18kg軽量化。「ダイナミック・ハンドリング・パッケージ」では、サスペンションが引き締められ、「ダイナミック・トルク・ベクタリング」機能が備わる。4本出しのエグゾーストは、シロンスポーツの専用デザインとしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  2. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  3. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  4. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る