マツダ3 新型、「Mハイブリッド」を欧州仕様に搭載…ジュネーブモーターショー2019

深化した魂動デザイン。日本の美意識の本質の体現を目指す

マツダコネクトの最新版を搭載。部分的な自動運転機能も採用

「Mハイブリッド」は24Vのマイルドハイブリッド

マツダ 3 新型(ジュネーブモーターショー2019)
マツダ 3 新型(ジュネーブモーターショー2019)全 32 枚

マツダの欧州部門、マツダモーターヨーロッパは3月5日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー2019において、新型『マツダ3』(Mazda3)の欧州仕様車を初公開した。

画像:マツダ 3 新型

マツダ3は2003年のデビュー以来、世界累計販売台数が600万台を超えるマツダのグローバル戦略車だ。新型は4世代目モデルとなり2018年秋、ロサンゼルスモーターショー2018で初公開された。新型にも引き続き、5ドアハッチバックと4ドアセダンの2種類のボディが設定される。

深化した魂動デザイン。日本の美意識の本質の体現を目指す

新型マツダ3は、日本の美意識の本質を体現することを目指して、深化した「魂動デザイン」を採用した。ワンモーションのシンプルな動きでフォルムを描きつつ、繊細なボディ造形による光の移ろいやリフレクションの動きによって、これまで以上に力強く、味わい深い生命感を作り込んだという。そのうえで、ハッチバックではエモーショナルさを、セダンではエレガンスさを追求し、異なる2つの個性を表現する。ヘッドライトとテールライトには、最新のLEDテクノロジーを採用した。

マツダ 3 新型(ジュネーブモーターショー2019)マツダ 3 新型(ジュネーブモーターショー2019)新型のボディサイズは、ハッチバックが全長4460mm、全幅1795mm、全高1435mm、ホイールベース2725mm。セダンが全長4660mm、全幅1795mm、全高1440mm、ホイールベース2725mm。セダンはハッチバックよりも200mm長く、5mm背が高い。1795mmの全幅と、2725mmのホイールベースは同じだ。

新型のインテリアでは、新開発の8スピーカーサウンドシステム、照明付きコントロールスイッチが備わる新デザインのステアリングホイール、リモートキーレスエントリー、プッシュボタン式イグニッション、電子式パーキングブレーキ、新開発のニーエアバッグなどが装備される。トランク容量は、ハッチバックが358リットル、セダンが450リットル。後席を前に倒せば、それぞれ最大で1026リットル、1138リットルに拡大する。

マツダコネクトの最新版を搭載。部分的な自動運転機能も採用

新型マツダ3の欧州仕様車には、7インチのTFTディスプレイを装備する。ヘッドアップディスプレイも用意されており、ドライバーに必要な情報を見やすく表示する。新開発の8.8インチのワイドスクリーンセンターディスプレイも採用。最新「マツダコネクト」も導入される。シフトレバーの後方には、インフォテイメントシステム用のロータリースイッチが配置される

マツダ3新型(欧州仕様車)マツダ3新型(欧州仕様車)新型には、最新の先進運転支援システム(ADAS)を搭載する。中でも、「クルージング&トラフィックサポート」(CTS)は運転操作を支援し、ドライバーの疲労を軽減し、より安全で快適な運転体験に貢献する。渋滞では、CTSが自動的にアクセルペダルとブレーキペダルを操作して、前方の車両との間で適切な車間距離を維持する。さらに、ステアリング操作を支援して、走行する車線を維持する。

「インテリジェントスピードアシスタンス」(ISA)は、交通標識認識(TSR)システムと連動。速度制限の標識を認識すると、ISAは制限速度に従って車速を調整するようドライバーに提案する。システムは、ドライバーが意図せずに制限速度を超えるのを防止する。急な坂を下る場合など、システムが車両の速度を適切に制御できないと、ディスプレイが警告画面に切り替わり、アラームが鳴る。

「Mハイブリッド」は24Vのマイルドハイブリッド

欧州仕様のパワートレインは、ガソリンの「SKYACTIV-G 2.0」とディーゼルの「SKYACTIV-D 1.8」の2種類。マツダ独自の燃焼方式、「SPCCI」(火花点火制御圧縮着火)技術を採用する「SKYACTIV-X」の詳細は、遅れて発表される予定だ。

ガソリンのSKYACTIV-G 2.0は、直噴2.0リットル直列4気筒エンジンで、最大出力122ps/6000rpm、最大トルク21.7kgm/4000rpmを引き出す。トランスミッションは6速MTと6速AT。0~100km/h加速10.4~10.8秒、最高速197km/hの性能を発揮する。

マツダ3新型(欧州仕様車)マツダ3新型(欧州仕様車)このガソリンエンジンには、マイルドハイブリッド技術の「Mハイブリッド」を組み合わせる。これは、24Vのマイルドハイブリッドで、ベルト駆動のスタータージェネレーター(B-ISG)を採用。減速中のエネルギーを回収し、リチウムイオンバッテリーに蓄える。この電力がモーターに送られ、加速時などにエンジンのパワーをアシストする。低負荷走行時にはエンジンを停止し、惰性走行して燃費を稼ぐ。SKYACTIV-G 2.0はマイルドハイブリッドの効果もあって、環境性能は最も優れたモデルでNEDC計測による欧州複合モード燃費19.6km/リットル、CO2排出量115g/kmを実現している。

また、トルコ市場向けには、ガソリンの「SKYACTIV-G 1.5」として、直噴1.5リットル直列4気筒エンジンが用意される。最大出力は120psだ。

ディーゼルのSKYACTIV-D 1.8は、直噴1.8リットル直列4気筒エンジンで、最大出力116ps/4000rpm、最大トルク27.5kgm/1600~2600rpmを発生する。トランスミッションは6速MTと6速AT。0~100km/h加速10.3~12.1秒、最高速192~194km/hの性能を備える。環境性能は最も優れたモデルで、NEDC計測による欧州複合モード燃費が24.4km/リットル、CO2排出量106g/kmとなる。

新型では、人間の持つバランス能力を最大限に引き出すことを狙って、新世代の車両構造技術「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE」(スカイアクティブ ビークル アーキテクチャー」を導入する。人間を中心に設計するという思想に基づき、車としての基本性能を向上させ、「走る・曲がる・止まる」という、車の動きが自然に感じられることを目指している。

《森脇稔》

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