ポルシェ 718ボクスター / ケイマン に「T」、伝統の軽量仕様…ジュネーブモーターショー2019

ポルシェ伝統の「T」(ツーリング)は1968年にデビューした911Tがルーツ

0~100km/h加速は4.7秒、最高速は275km/h

軽量化のためにナビシステムをレスオプション化

ポルシェ718ボクスターT / 718ケイマンT(ジュネーブモーターショー2019)
ポルシェ718ボクスターT / 718ケイマンT(ジュネーブモーターショー2019)全 18 枚

ポルシェは、スイスで開幕したジュネーブモーターショー2019において、『718ボクスターT』(Porsche 718 Boxster T)/『718ケイマンT』(Porsche 718 Cayman T)をワールドプレミアした。

画像:ポルシェ 718 ボクスターT / 718ケイマンT

ポルシェ伝統の「T」(ツーリング)は1968年にデビューした911Tがルーツ

「T」はポルシェのモデルでは、「ツーリング」を意味する。1968年にデビューした『911T』が原点だ。オリジナルの911Tは、軽量でクロスレシオのマニュアルトランスミッション、パフォーマンス向上のための機械式ディファレンシャルロックを装備した後輪駆動によって、当時としては強烈なドライビングプレジャーを実現していた。

現行ポルシェのラインナップでは、『911カレラ』にTが用意されているが、「718ボクスター」/「718ケイマン」にTが設定されるのは、今回が初めてだ。718ボクスターT/718ケイマンTは、軽量化を図るなどして、ピュアなドライビングプレジャーを追求したスポーツ仕様となる。

0~100km/h加速は4.7秒、最高速は275km/h

718ボクスターT/718ケイマンTには、「スポーツクロノパッケージ」を標準装備する。ステアリングホイールのモードスイッチを使って、ノーマル、スポーツ、スポーツプラス、インディビジュアルの各ドライビングモードを切り替える。

スポーツとスポーツプラスでは、マニュアルトランスミッションのシフトダウンの際、自動的にレブマッチングが行われ、スポーティな特性を発揮する。スポーツプラスでは、「PASM」(ポルシェ・アクティブ・サスペンション・マネジメント)や「PADM」(ポルシェ・アクティブ・ドライブトレイン・マウント)、アダプティブボディポジショニング、デュアルクラッチトランスミッション「PDK」(ポルシェ・ドッペル・クップルング)が、よりスポーティな特性に変化する。

ポルシェ718ボクスターTポルシェ718ボクスターTPADMシステムは、エンジンやギアボックスの振動を最小限に抑え、駆動ダイナミクスに影響を与える可能性のある動きを低減する。PDKでは、モードスイッチにローンチコントロール機能とスポーツレスポンスボタンが付く。

718ボクスターT/718ケイマンTのミッドシップには、2.0リットル水平対向4気筒ガソリンターボエンジンを搭載する。最大出力は300hp/7500rpm、最大トルクは38.8kgm/2150rpmを引き出す。動力性能に関しては、0~100km/h加速は6速MTが5.1秒、PDKが4.7秒だ。最高速は275km/hに到達する。

軽量化のためにナビシステムをレスオプション化

718ボクスターT/718ケイマンTのエクステリアは、ハイグロスのチタングレーで塗装された20インチのアルミホイールと、20mm車高を下げたPASMのスポーツシャシーが特徴だ。

ドアミラーカバーはグレーで、両サイドのドアのストライプには、車名を示すロゴが配される。リアは、ブラッククロームメッキのツインテールパイプが特徴のスポーツエグゾーストを装備する。ボディカラーは、ブラック、インディアンレッド、レーシングイエロー、ホワイト、キャララホワイト、ディープブラック、GTシルバーメタリックを用意する。オプションの特別色としてラバオレンジとマイアミブルーを設定する。

ポルシェ718ケイマンTポルシェ718ケイマンTインテリアには、モードスイッチを備えた直径360mmのレザー製GTスポーツステアリングホイールを採用する。インストルメントパネルとセンターコンソールのトリムは、グロスブラックで仕上げられた。車名のロゴはメーターの文字盤や、ドアのエントリーストリップに配されている。シフトレバーはショートストロークとした。

スポーツシートには、ブラックのスポーツテックスが中央部に採用された。このスポーツシートは電動調整機構を備えており、ヘッドレストには「718」のロゴが刺繍されている。

ナビシステムを含むポルシェコミュニケーションマネジメント「PCM」は、軽量化のためにレスオプション化され、大容量の収納スペースに置き換えられた。ドアトリムには赤いドアオープナーストラップを装備。これらの軽量化により、車両重量はMTが1350kg、PDKが1380kgと、ベース車両の718ボクスター/718ケイマンに対して、10kgの軽量化を果たしている。

《森脇稔》

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