スマホを使った『バーチャルキー』に関心…「まずは使ってみて」ジゴワッツ柴田氏

ジゴワッツが開発した「バーチャルキー」。スマートフォン上でスマートキーとして使えるようになる
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今やスマートフォンはもっとも身近な端末になりつつある。そんな中、デバイス開発と認証技術に強みを持つジゴワッツが、クルマのスマートキー機能をスマートフォンに置き換えるサービスをイード社と共同開発。IEEA 2019の会場にて、そのシステムの実演を行った。

このサービスを一言で表現すると、「スマートフォンがクルマの鍵になるバーチャルなスマートロックシステム」と言うことができる。スマートフォンで使えるようになるバーチャルキーは、ジゴワッツの「key.bo/t」認証テクノロジーを利用した認証サーバとスマートフォンアプリを組み合わせ、車載側とはBluetooth LE(Low Energy)で通信することでシステムが成り立つ仕組みだ。

ジゴワッツが利用のターゲットとしているのは、たとえば車両の受け渡しに人手を使わないカーシェアリングサービス事業者がある。ジゴワッツの代表取締役 柴田知輝氏によれば「利用料金などはまだ具体化していないが、初期費用として6万円前後、毎月1000円以下を想定している」という。

すでにアーリーアクセス開発プログラムのパートナー第1号として、モビリティIoTを掲げるスマートバリューが参加を表明。同社はこのサービスをカーシェアリング向けにクルマのサービス化を推進するプラットフォーム「Kuruma Base(クルマベース)」へ採用することを検討しているところだ。

スマートバリューのディビジョン・マネージャーを務める上野真(まこと)氏はこのプラットフォームについて、「新たにカーシェア事業を考えている企業が気軽にスタートできるメリットがある」と話す。「自動車メーカー、ディーラー、中古車、整備工場などをターゲットとしており、すでに数社からオファーをいただいている」。また、変わったところでは、「ホテルのシャトルバスの代わりに社用車をシェアすることもプランとして上がっている」(上野氏)とした。

この日はIEEA 2019の最終日でもあったが、セミナー終了後にシステムを実装したデモカーでサービスの概要を柴田氏が改めて説明。十数人が参加した。バーチャルキーの発想はすでにある考え方でもあるが、「実際はあまり普及していないのが現実。これが便利なものであることは間違いないので、怖がらずにまずは使ってみることをオススメしたい」(柴田氏)。まずは普及状況を踏まえ、バーチャルキーの体験者を増やすことから始めて行く考えを示した。

《会田肇》

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