トヨタ、ハイブリッドシステムをスズキへ供給 新たな協業検討に合意

トヨタ自動車とスズキの共同会見(2016年10月)
トヨタ自動車とスズキの共同会見(2016年10月)全 2 枚

トヨタ自動車とスズキは3月20日、新たな協業について、具体的な検討に着手することに合意した。

【画像全2枚】

両社は、2017年2月6日の業務提携に向けた覚書締結以降、具体的内容の検討を続けてきた。今回、トヨタの電動化技術とスズキの小型車技術といった両社の強みを持ち寄り、生産領域での協業や電動車の普及など、具体的な検討に着手することに合意した。

具体的には、トヨタがスズキへTHS(トヨタハイブリッドシステム)を供給するほか、HVシステム・エンジンおよび電池の現地調達化によるインドでのHV技術普及に協力。また、『RAV4』や『カローラワゴン』といった電動車を欧州でのスズキへOEM供給する。

一方スズキは、インドで小型モデル『シアズ』『エルティガ』をトヨタにOEM供給するほか、デンソーとトヨタが支援するスズキの新開発エンジンをトヨタのポーランド工場で生産し、トヨタ小型モデルへ搭載。スズキがインドで生産する小型車『バレーノ』『ビターラブレッツァ』『シアズ』『エルティガ』をトヨタのアフリカ市場向けにもOEM供給する。

さらにスズキのインドにおける車両開発の知見も活用したトヨタCセグメントMPVの共同開発およびスズキへのOEM供給、2022年からトヨタキルロスカ自動車(TKM)で小型SUV(スズキ名 ビターラブレッツァ)を生産するなど、両社の強みを生かした開発・生産領域での協業も進めていく。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. VW『ゴルフ』復権へ、Mk. 9は完全電動化! ところがエンジン搭載バージョンも?
  2. 「デザイナー天才」とSNSで話題! 熱帯雨林モチーフのポルシェ“オセロット”発表「内装の作り込みがすごい」
  3. シビック タイプRに本革製ステアリングホイール、ホンダアクセスが純正設定…2026年1月発売
  4. MASERATI 111th “永続する美と走り”をいま、あなたの週末へ。PR
  5. 「自動車は巨大な動くIoT」SDV時代に高まるサイバーセキュリティとAIの重要性、「オートモーティブ ソフトウエア エキスポ 2025」の見どころをナノオプト・メディア大嶋社長×レスポンス編集長が語るPR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る