ホンダ、ベンリーやモトクロス車両の電動バイクを初公開……東京モーターサイクルショー2019

ホンダブース(東京モーターサイクルショー2019)
ホンダブース(東京モーターサイクルショー2019)全 12 枚

ホンダは3月22日に東京ビッグサイトで開幕した東京モーターサイクルショー2019でビジネスバイク『ベンリー』の電動モデルおよび電動モトクロスバイク『CR ERECTRIC プロトタイプ』を初公開した。

ホンダモーターサイクルジャパンの加藤千明社長は同日、ホンダブース内で開いた報道向け説明会で「『PCX ELECTRIC』に次ぐ電動二輪車の第2弾として、よりハードな使用条件下にも対応できるビジネスEV(電動車)『ベンリー エレクトリック』のプロトタイプをワールドプレミアムとして発表する」と紹介した。

ただ「発売日や価格、スペック、販売方法等の詳細について正式発表までお待ちいただくが、発売に向けて現在、鋭意開発中であることを報告したい」と述べるにとどめた。

さらに電動モトクロスバイクも同時に披露された。加藤社長は「電動二輪車にとってより過酷なフィールドであるモトクロスを想定した電動モトクロス車両『CR ERECTRIC プロトタイプ』を開発した。このCR ERECTRIC プロトタイプから得られる技術ノウハウを蓄積し、今後もオフロードのみならずオンロードも含め、スポーツ性能の研究を継続して行っていく。今後、ガソリンエンジンとは異なる電動車の様々な課題に対して真摯に取り組み、将来の市販電動二輪車の開発にも応用することを目的にチャレンジしたい」と述べた。

また加藤社長は2019年の商品計画ついて「今年の後半から来年にかけてトップエンドモデルのフルモデルチェンジを順次行い、コミューターからファンモデルまで魅力ある商品ラインアップで国内二輪市場の活性化に努めてまいりたいと考えている」と説明した。

ホンダブースでは、1959年の『ベンリーCB92スーパースポーツ』発売から60周年、1969年の『ドリームCB750FOUR』発売から50周年とCBシリーズの節目の年にあたることから、その歴史を伝えるコーナーを設けているほか、市販予定車などを含む23台を展示している。

加藤社長「今年のホンダーブースは初心者の方でも乗りやすい原付モデルからレジャーライダーの方に満足いただける大型ファンモデルまでホンダの来意アップを幅広く用意した。また今回はウォール展示という従来にない新しい展示手法にトライをし、モデルやシリーズの世界観や二輪車の楽しさの訴求を目指している」と話した。さらに「『CB750FOUR』や『NSR250R』でご好評を頂いた旧車部品の再販を今年は『CB750F』で行う」ことも明かされた。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  3. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  4. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  5. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る