日立建機は、オセアニア地域における事業拡大を目的に、地域統括新会社「日立建機オセアニアホールディングス」を4月1日にオーストラリア・ニューサウスウェールズ州(予定)に設立すると発表した。
オーストラリアは鉱物資源に恵まれており、日立建機は、従来より鉱山用の超大型油圧ショベルと超大型ダンプトラックを多数納入し、毎年トップシェアを維持している。現在は、日立グループ各社との協業で、ダンプトラック自律走行システムの開発を推進。2019年度中の商用運行に向けて、ユーザーとともに実機による試運転に取り組んでいる。
これまでオセアニア地域では、オーストラリアを管轄する日立建機(オーストラリア)と、ニュージーランドを管轄するケーブルプライス(NZ)の2社を通じて、それぞれが独自に建設機械本体および部品・サービスの供給を行ってきた。今回の新会社設立により、今後は、オセアニア地域一帯に新会社を通じた一括供給とすることで、新・中古車、部品・サービス事業すべての効率性を高めるとともに、新車以外の部品・サービス事業やソリューションを主体としたバリューチェーン事業の強化・拡大を加速していく。