自転車の左巻き込みを防止…大型車向けに側方衝突警報装置の国際基準が成立、日本が主導

イメージ (AC)
イメージ (AC)全 2 枚

国連の自動車基準調和世界フォーラム(WP29)で、日本が共同議長として議論を主導してきた自転車の左折巻き込み事故を予防するための大型車用側方衝突警報装置の国際基準が成立した。

日本政府は、交通弱者の自動車との衝突事故を予防するため、視界に関する検討を行う分科会の共同議長として議論を主導してきた。今回、左側方の自転車を検知し、左折時の衝突の可能性がある場合、視覚と音で運転手に警報し、左折巻き込み事故を予防する大型車の側方衝突警報装置「ブラインドスポットインフォメーションシステム」(BSIS)の国際基準が成立した。

自動車対自転車の事故では、巻き込み事故が多く、BSISの普及で左折巻き込み事故の削減が見込まれる。対象は車両総重量8トン超のトラック。

国際基準は時速30km/h以下で走行中、左側方を走行中の自転車を検知できることとし、検知範囲は自動車の左側面0.9~4.25mの範囲。前輪タイヤ付近は0.25~0.9mの範囲でも検知しなければならない。ドライバーが左折しようとした際、自転車と衝突する可能性がある場合、視覚と音で警報しなければならないこととする。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ「クラウン」「アルファード」など21車種、64万台超の大規模リコール[新聞ウォッチ]
  2. スバル初の小型クロスオーバーEV『アンチャーテッド』正式発表、2026年発売へ
  3. 大成建設、高速走行中の給電に成功、EV向け「無線給電道路」の実証実験で[新聞ウォッチ]
  4. 車内すっきり! ワンタッチでCarPlayがワイヤレスに、「OTTOCAST MINI」発売
  5. エブリイ&ハイゼットオーナー必見! 最新便利アイテムをレビュー[特選カーアクセサリー名鑑]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
ランキングをもっと見る