【スーパー耐久 開幕戦】D’station Racingが優勝、アストンマーティン ヴァンテージGT3 が日本で記念すべき初勝利を飾る

2019年スーパー耐久開幕戦
2019年スーパー耐久開幕戦全 13 枚

2019年のピレリ スーパー耐久開幕戦「SUZUKA“S耐”春の陣」。注目の決勝レースはNo.777 D’station Vantage GT3が優勝し、アストンマーティンの新型マシン『ヴァンテージGT3』の記念すべき初勝利を飾った。

気温10度と寒さの厳しい中で始まった5時間耐久の決勝レース。ST-Xクラスはポールポジションを獲得したNo.1 GTNET GT3 GT-Rがレースをリードするが、中盤に入ると777号車アストンマーティンやNo.300 TAIROKU RACING Ferrari 488 GT3が追いつき三つ巴の展開となっていく。

そんな中、開始2時間を迎えたところで1号車GT-RがST-4クラスのマシンに追突され、右リヤタイヤがバーストしてしまった。そのまま緊急ピットインを行なったが、マシンのダメージが思った以上にひどく、修復作業に時間を要することになり、優勝争いから脱落してしまった。

さらに3時間を経過するところで300号車フェラーリが他社と接触しクラッシュ。幸いドライバーに怪我はなかったが、300号車はリタイアを余儀なくされた。

この時点でトップを快走していた777号車は相次ぐライバルの脱落で一気に楽な展開になった。最後はアストンマーティンレーシングのワークスドライバーであるダレン・ターナーが乗り込み、安定した走りを披露。2位以下に2分近い差をつけ、優勝を飾った。2位にはNo.244 LEXUS RC-F GT3、3位にはNo.9 MP Racing GT-Rが続いた。

優勝したD’station Racingは、今年から世界的に本格導入が始まったアストンマーティンの新型GT3マシン『ヴァンテージGT3』を使用。この車両での記念すべき1勝目を飾る快挙を、このスーパー耐久の舞台で達成した。

この他、ST-ZクラスはNo.3 ENDLESS AMG GT4、ST-TCRクラスはNo.65 Phenomen Mars Audi RS3 LMS、ST-1クラスはNo.998 Z-REX ADVICS R8 TRACY、ST-2クラスはNo.59 DAMD MOTUL ED WRX STI、ST-3クラスはNo.62 DENSO LeBeausset RC350、ST-4クラスはNo.884 林テレンプ SHADE RACING 86、ST-5はNo.37 DXLワコーズNOPROデミオSKY-Dがそれぞれクラス優勝を飾った。

《吉田 知弘》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. いつでもビーチ気分! 夏仕様のSUV『ハバナ』が30台限定で登場、499万円から
  3. スズキ『エブリイ』が災害時は「シェルター」に、軽キャンピングカーの新たな可能性
  4. メルセデスベンツ『CLA』新型、第4世代「MBUX」にセレンスの会話型AI技術搭載
  5. 新型フォレスター半端ないって! 純正用品で大変身、日本初披露“サンドカラー”のクロストレックが登場…東京アウトドアショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る