ダイムラーと中国吉利、次期スマートEVを共同開発へ…合弁会社設立を発表

浙江吉利控股集団は、スウェーデンのボルボカーズの親会社として知られる。2017年には英国のスポーツカーメーカー、ロータスカーズも傘下に収めるなど、拡大路線を歩んでいる。
また、浙江吉利控股集団は2018年2月、ダイムラーの全株式の9.69%を取得し、筆頭株主になった。今回の発表は、両社の提携関係を強化するものになる。
メルセデスベンツ傘下のスマートブランドは2020年から、全モデルの電動化を行う計画だ。まずは欧州と米国で、ガソリンエンジン搭載車の導入を終了し、EVに一本化。その後、全世界へこの戦略を拡大していく。
なお、次期スマートのEVは2022年に発売される予定。中国に新たに建設する電動車専用工場で組み立て、世界市場に投入する、としている。
《森脇稔》