【SUPER GT 富士テスト】初日最速は今回もカルソニックIMPUL GT-R…GT300クラスはHOPPY 86 MCが首位

GT500クラスの初日トップタイムをマークした#12 GT-R。
GT500クラスの初日トップタイムをマークした#12 GT-R。全 15 枚

30日、SUPER GTの今季第2回公式合同テストが富士スピードウェイで始まり、前回の岡山テスト同様、カルソニック IMPUL GT-RがGT500クラスの初日最速タイムをマークした。GT300クラスではHOPPY 86 MCがトップ。

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2日間の日程で開催される富士テストは、開幕前最終の公式テストとなる。曇り空の富士スピードウェイにはGT500クラス15台、GT300クラス29台、総計44台のマシンが集まった。午前、午後とも正味2時間の走行セッションが実施されている(午後は実質走行時間枠が2時間10分で、終盤にクラス別の専有走行時間帯が各10分)。

ドライバー編成は基本的に各車2名だが、3人目のドライバーを登録してきた陣営もGT300クラスには少なくない。これは長距離戦での第3ドライバー起用を睨んで、あるいは車両開発を目的とした判断によるものが多いと見られる。

GT500クラスの#36 au TOM'S LC500(中嶋一貴&関口雄飛&宮田莉朋/タイヤはブリヂストン=BS)も今回は3人。こちらに関しては、レギュラーのひとり中嶋一貴が富士での第2戦はWECとの日程重複で欠場予定のため、そこでの代走起用が見込まれる若手気鋭の宮田莉朋も乗せてきた格好だ。また同クラスの#17 KEIHIN NSX-GT(BS)は今回、ドライバー登録が塚越広大のみとなっている。

今回のテストの場合、富士の第2戦を見据えて開幕戦岡山での結果によって積むことになるだろうウエイトハンデを積載した状態で臨んでいるマシンが多い可能性もあるなど、このカテゴリー独特の“事情”も様々に絡むため、ベストタイム順位が何を示すのかを読むのは難しいところ。だが、それでも仕上がり具合の目安にはなってくる。終日のドライコンディションにおける午前午後総合のGT500クラス一番時計をマークしたのは#12 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹&J.ロシター/BS)だった。タイムはロシターが午後のクラス専有時間帯にマークした1分28秒254。

走行後、ロシターはマシンのフィーリングについて「まだ完璧とはいえないけど、着実にインプルーブできている。明日はもっと良くなると思うよ」と語った。前回の岡山テストではやはり初日に僚友の佐々木が午前午後総合トップタイムをマークしており、#12 GT-Rは2回連続の初日最速を異なるドライバーで出したことになる(岡山での佐々木の初日ベストタイムは2日間通しでの最速となった)。

この結果にロシターは「ストロングチームだね」と笑顔。彼はこれまでトヨタ(レクサス)勢のドライバーとして活躍していたが、今季はSUPER GTで初めて日産勢のチームに加入した(SUPER GTのレギュラーシートは2季ぶり)。「マシンのキャラクターが違うから、学ぶことは多い。でも、(若手ながら日産でのGT500参戦経験が長い)ダイキ(佐々木)がいろいろと助けてくれているし、彼と一緒に働けることは本当にハッピーだ」。

岡山でも富士でも、どちらのドライバーが乗っても速い#12 GT-R。滑り出し順調なようで、シーズンでの活躍が楽しみな存在になってきた。

富士テスト初日のGT500クラス午前午後総合2番手タイムは、#23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生&R.クインタレッリ/ミシュラン=MI)の1分28秒349。3番手はレクサス勢最速の#39 DENSO KOBELCO SARD LC500(H.コバライネン&中山雄一/BS)で、タイムは1分28秒436だった。ホンダ勢トップは全体6番手、1分28秒567の#64 Modulo Epson NSX-GT(N.カーティケヤン&牧野任祐/ダンロップ=DL)。

GT300クラスでは、マザーシャシー(MC)使用マシンの#25 HOPPY 86 MC(松井孝允&佐藤公哉&土屋武士/ヨコハマ=YH)がマークした1分36秒377が初日最速。2~3番手には#10 GAINER TANAX triple a GT-R(星野一樹&石川京侍/YH)、#34 Modulo KENWOOD NSX GT3(道上龍&大津弘樹/YH)とGT3規定マシンが続いている。

なお、前日の29日にSUPER GTとDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)のジョイントイベント実施についての進展が発表され、今年11月23~24日に富士で「SUPER GT/DTM 特別交流戦」が開催されることが決まった。詳細は後日発表。また、DTMの今季シリーズ最終戦(ホッケンハイム、10月4~6日)にGT500クラスの車両が3台(各メーカー1台ずつ)参加することも明らかにされている。

これらに付随する動きとして、今回の富士テストでは公式テスト以外の時間帯で一部のGT500マシンがハンコック製タイヤを履いて走行している。DTMはハンコックのワンメイクであり、DTM遠征や特別交流戦での使用を視野に入れた、SUPER GTとしてのテストの一環であると見られる。

富士テストは明日(3月31日)までの実施。2日目も午前と午後に各2時間の走行セッション(クラス混走)があり、他にオープンピットなども予定されている(入場料は高校生以上1000円。SUPER GT第2戦富士の前売観戦券や富士の“年間パス”であるチェカパス等を所持している場合は無料。駐車料金別途)。

《遠藤俊幸》

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