マツダ 前田常務「ロードスターは宝でありブランドの象徴」…オートモビルカウンシル2019

マツダ・ロードスター30周年記念車と前田育男常務(左)および中山雅開発担当主査
マツダ・ロードスター30周年記念車と前田育男常務(左)および中山雅開発担当主査全 6 枚

マツダは4月5日に千葉市の幕張メッセで開幕したオートモビルカウンシル2019に、今年で誕生30年となるスポーツカー『ロードスター』の30周年記念車2台を日本で初公開した。

今回の出展テーマは、「ロードスター ~30年の物語、そして今~」としており、1989年の初代モデル誕生以来の歴史を振り返ると同時に、初代の開発に携わった技術者らによるトークショーなどのイベントを開く。ロードスターの展示は、2月に米国のシカゴモーターショーで世界初公開した特別色「レーシングオレンジ」による「30周年記念車」(ソフトトップ車)、さらに30年前の同モーターショーに初代モデルのコンセプトカーとして参考出品した「クラブレーサー」の2台を、日本で初公開している。

さらに1985年に製作されたロードスターのプロトタイプのほか、初代モデルや「ロードスター10周年記念車」(2代目モデル)、「ロードスター20周年記念車」(3代目モデル)の歴代モデルもユーザーの協力なども得ながら一堂に展示した。

同日のプレスカンファレンスでマツダのデザイン・ブランドスタイル担当の前田育男常務執行役員は「ロードスターはわれわれのモノ造りの根底にある”人馬一体”という思想を最も分かりやすく体現している。われわれの宝であり、ブランドの象徴だ。30周年はわれわれだけでは成し得ず、育てていただいた多くのファンの皆さまに感謝する。記念モデルは30周年を契機に将来への想いを込めて開発した。マツダは来年100周年を迎えるが、このクルマは(新たな世紀の)エピローグといえる存在かもしれない」と語った。

「人馬一体」を追求し続けるロードスターは、89年5月に『MX-5 ミアータ』の名称で米国で発売され、同年9月には『ユーノス ロードスター』として日本市場にも投入された。発売翌年には世界で約7万6000台の販売となり、世界の自動車市場にライトウェイトスポーツカーを復活させる原動力にもなった。

マツダのブース内では、歴代の開発ストーリーなどを紹介するほか、会期中には初代モデルの企画を手掛けた福田成徳氏と、初代から3代目までの開発主査を務めた貴島孝雄氏のマツダOBをゲストに迎えたトークショーも開かれる。

《池原照雄》

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