トヨタ 布垣博物館館長「昭和から平成、そして令和へ」…オートモビルカウンシル2019

トヨタ博物館の布垣直昭館長(オートモビルカウンシル2019)
トヨタ博物館の布垣直昭館長(オートモビルカウンシル2019)全 5 枚

トヨタ自動車は、4月5日に千葉市の幕張メッセで開幕したオートモビルカウンシル2019に「Neo Classic 80's」をテーマに、1980年代を象徴する「デートカー」や「ハイソカー」とも呼ばれたヒットモデルを出品した。

トヨタブースは、前回に続いて今年もトヨタ博物館が企画・構成し、前年同様に「メーカーやブランドの垣根を越え、クルマを愛するすべての皆さまとともに、ヘリテージを尊び、人とクルマの未来を見据え、日本の自動車文化を育んでいきたい」との想いをアピールしている。

展示車両は2代目の『ソアラ(MZ20型)』(89年)、85年度のグッドデザイン賞にも輝いた『マークII(GX71型)』(86年)、そして88年式(MA70型)と今年17年ぶりに復活する新旧『スープラ』の4台。また、トヨタ博物館所蔵の他メーカー車を含むカタログや、同時代にヒットした食品などクルマ以外の商品も展示し、80年代の雰囲気の一端を提示している。

同日開いたプレスカンファレンスでトヨタ博物館の布垣直昭館長は、展示したソアラとマークIIついて「昭和の終わりを象徴するクルマ。装備も豪華なものに人気があり、ハイソカーというブームを巻き起こした」と解説した。マークIIについては「今の時代の若い方には信じられないでしょうが、月2万台も売れた」と、当時の上級セダンのヒットぶりも紹介した。

一方、2台のスープラについては「昭和から平成、そして新元号の令和へとつながる」と指摘し、「この30年間でどう変化していったかを楽しみのひとつとしてご覧いただきたい」と話した。スープラの86年モデルは、この年の全面改良を機に『セリカ』シリーズから独立させ、『2000GT』以来の本格的な4輪ダブルウィッシュボーン式サスペンションを採用するなど高性能スペシャルティカーとして投入した。また、今年復活した新モデルは、伝統の直列6気筒エンジンとFR式で「ピュアスポーツにふさわしいハンドリング性能」を訴求していく。

《池原照雄》

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