ZFの48ボルトの電動パワートレイン、建設機械にも拡大展開…「eTRAC」発表

ZFはほぼ全ての車両セグメント向けに、電動パワートレインを用意している。その範囲は、自転車から40トントラックまでと幅広い。ZFは、効率的で運動性能に優れた電動パワートレインの開発に関するノウハウを持っている。
ZFは建設機械の分野においても、電動化を進めている。バウマ2019では、建設機械向けの48ボルトの電動パワートレイン、eTRACシステムを発表した。eTRACはモジュラー設計となっており、大型車だけでなく、小型の建設機械など、さまざまな車両への活用が可能だ。例えば、簡単に組み付けが可能なオールインワンタイプのモジュールによって、高効率で静かな電動の建設機械が製造できるという。
ZFは、トラクションやスピードなどのパフォーマンスを犠牲にすることなく、従来のパワートレインと同等の出力を実現する、としている。
《森脇稔》