Aクラスセダン最強、メルセデスAMG A35 4MATICセダンは306馬力…ニューヨークモーターショー2019で発表へ

2.0ターボは306hpを獲得。0~100km/h加速4.8秒、最高速250km/h

「スポーツ+」モードはフル加速をサポートするモード。シフトダウン時にはレブマッチングも

専用仕立ての内外装にはメルセデスAMGらしいスポーティさを表現

メルセデス AMG A35 4MATIC セダン
メルセデス AMG A35 4MATIC セダン全 21 枚

メルセデスベンツの高性能車部門、メルセデスAMGは4月9日、米国で4月16日に開幕するニューヨークモーターショー2019において、メルセデスAMG『A35 4MATICセダン』(Mercedes-AMG A 35 4MATIC Sedan)をワールドプレミアすると発表した。

メルセデスベンツは2018年夏、『Aクラスセダン』を発表した。歴代Aクラスで、4ドアセダンの設定は初となる。メルセデスAMG A35 4MATICセダンは、このAクラスセダンの高性能なAMGモデルだ。「45」ではなく、メルセデスAMGが新たにシリーズ展開を計画する「35」を冠するモデルとして登場した。

2.0ターボは306hpを獲得。0~100km/h加速4.8秒、最高速250km/h

メルセデスAMG A35 4MATICセダンのパワートレインは、「M260型」直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンを、AMGがチューニングしたユニットだ。ツインスクロールターボチャージャーをはじめ、「CAMTRONIC」と呼ばれる可変バルブコントロール、高精度ピエゾインジェクター、マルチスパークイグニッションなどを採用。特許技術の「CONICSHAPE」により、シリンダー内部の摩擦を低減し、効率も引き上げられた。これらの結果、この直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンは、最大出力306hp/5800rpm、最大トルク40.8kgm/3000~4000rpmを獲得する。

メルセデス AMG A35 4MATIC セダンメルセデス AMG A35 4MATIC セダントランスミッションは7速デュアルクラッチの「AMGスピードシフトDCT7G」。駆動方式は4WDの「4 MATIC」のAMGパフォーマンス仕様だ。前後の駆動トルク配分はFFを基本に、走行状況に応じて50対50の範囲まで変化する。0~100km/h加速4.8秒、最高速250km/h(リミッター作動)の優れたパフォーマンスを実現した。

パワーアップしたエンジンに合わせて、高性能ブレーキシステムを採用した。フロントが新開発の4ピストンモノブロック固定キャリパーと350mm径ディスク、リアが1ピストンスライドキャリパーと330mm径ディスクの組み合わせ。ディスクは穴あきタイプで、シルバー塗装のキャリパーには、ブラックのAMGロゴが配される。

「スポーツ+」モードはフル加速をサポートするモード。シフトダウン時にはレブマッチングも

電子制御システムに関しては、「AMGダイナミックセレクト」を搭載する。「Slippery」、「コンフォート」、「スポーツ」、「スポーツ+」、「インディビジュアル」の5種類の走行モードが切り替え可能。エンジンやトランスミッションのレスポンスなどが変化する。Slipperyモードは、滑りやすい路面状況に最適で、フラットなトルクカーブが特徴。ギアチェンジはスムーズに、より早いシフトアップが行われる。コンフォートモードは、快適で燃費重視の運転モード。サスペンションとステアリングは、快適性を重視した設定となり、エンジンのスタート/ストップシステムも作動する。

メルセデス AMG A35 4MATIC セダンメルセデス AMG A35 4MATIC セダンスポーツとスポーツ+モードは、エンジンとトランスミッションが、スポーティな味付けに。エンジンサウンドも、刺激的な方向に変化する。エンジンのスタート/ストップシステムは非作動。スポーツ+モードでは、フル加速をサポートするモード。シフトダウン時には、レブマッチングが行われる。インディビジュアルモードは、ドライバーの好みに応じて、各セッティングを選択して保存できる。

専用仕立ての内外装にはメルセデスAMGらしいスポーティさを表現

メルセデスAMG A35 4MATICセダンの内外装は、AMGらしい専用仕立て。エクステリアは、2本のルーバーを備えたフロントグリル、AMGライン仕様のフロントバンパーとエアインテーク、フロントリップスポイラー、18インチのツインスポークデザインホイール、AMGライン仕様のサイドシルパネルを装着。リアにはディフューザー付きの専用バンパーやトランクスポイラー、ツインエグゾーストを採用。エグゾーストシステムは、排気フラップが走行モードに応じて音質を変化させる。室内には、シートに人工レザーの「ARTICO」とマイクロファイバー素材の「DINAMICA」を使用している。

《森脇稔》

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