北海道初の鉄道利用による貨客混載事業…宗谷本線稚内-幌延間 4月18日から

宗谷本線の貨客混載輸送。往路の稚内から幌延までは荷物を輸送し、復路の幌延から稚内までは配送後に空となった専用ボックスの回送に利用する。
宗谷本線の貨客混載輸送。往路の稚内から幌延までは荷物を輸送し、復路の幌延から稚内までは配送後に空となった専用ボックスの回送に利用する。全 1 枚

佐川急便とJR北海道は4月18日、宅配便荷物を旅客列車で運ぶ貨客混載事業を開始する。

宗谷本線稚内~幌延間で実施するもので、同事業は2018年10月29日に両者が合意していた。利用する旅客列車は、稚内10時27分発4326Dと幌延10時56分発4325Dで、平日のみ実施する。

往路の4326Dでは、佐川急便稚内営業所の担当者が配達荷物を積んだ専用ボックスを稚内駅から列車に積み込み、幌延駅に到着後、幌延町で配送委託された天塩ハイヤーの担当者が専用ボックスを降ろし配達を行なう。

配達後に空となった専用ボックスは、復路の4325Dで稚内駅まで回送され、同駅で佐川急便の担当者が持ち帰る。

この事業はドライバー不足に悩む佐川急便と、旅客列車の利用促進を図りたいJR北海道の思惑が一致したことによるもので、2018年10月に両者が合意していた。北海道では路線バスや乗合タクシーによる貨客混載輸送は行なわれていたが、実証実験以外で鉄道によるものは初めて。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  4. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
  5. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る