【VWテックデイ2019】ACCから4Motionまで、最先端の安全技術を体験

4月4日に開催された「Volkswagen Tech Day 2019」の一コマ
4月4日に開催された「Volkswagen Tech Day 2019」の一コマ全 20 枚

フォルクスワーゲン(VW)グループジャパンは4月4日、VWの安全へ向けた最新技術を体験できる「Volkswagen Tech Day 2019」を開催した。会場は栃木県栃木市にある「GKNドライブライン プルーピンググランド」。VWが提唱するより安全なモビリティを体験した。

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前日までの春の嵐はすっかり収まり、当日は暖かい日差しが降り注ぐ、絶好のコンディションで行われた。このイベントは2016年3月に実施された「Volkswagen Tech Day 2016」に続くもので、主として同社の営業マンや関係者の研修を目的に開催されている。メディア向けのスケジュールは会期後半の2日間に組み込まれた。

体験会に先立ち、VW公認研修トレーナーの金子陽一氏によるVWの安全に対する考え方についてプレゼンテーションが行われた。

VWの原点。それはVWの車両すべてが「People's Car」を前提に開発されているということだ。クルマは「家族が安全に乗れて操縦、修理しやすい。乗り心地が良く室内とトランク空間が十分」あることが求められ、一方で「十分な速度と登坂能力」は必須だ。それらが「豊富なボディとバリエーション」の中から「国民の手に届く価格」で選べることをモットーとしてVWのクルマ作りは行われているという。

続いて、VWが採用した安全技術について『ゴルフ』を例に年表で紹介された。たとえばESCは1998年より導入を進め、2003年にはゴルフ5に初めて標準装備した。ESC搭載の義務化はEUで2014年11月から、アメリカは2011年9月から、そして日本は2012年10月から。つまり、VWはこれよりもずっと以前から安全性を高めるためにESCの標準化を進めてきたわけだ。

そうした中、VWは最新プラットフォームとして「MQB」を開発。このプラットフォームは、「最先端の安全技術をすべてのクルマへ」というコンセプトの下、ブランドを超えて採用する自動車のモジュール化のこと。VWでは『ポロ』クラスから『パサート』クラスまでが含まれ、これによって、従来なら上級車にしか搭載されなかった安全装備が、クラスを超えて装備できるようになったのだ。

これらを踏まえ、VWは現在、自車や運転者、それを取り巻く歩行者や周囲のクルマを対象としてすべてが安全であることを目指す“全方位型”安全思想を基本としているという。その中核にあるのが、衝突を防ぐ“予防安全”、万が一衝突してしまった際に乗員や歩行者を守る“衝突安全”、そして衝突後の被害拡大を防ぐ“二次被害防止”の3つのテーマだ。これらを高レベルで具体化したのが「フォルクスワーゲン オールイン・セーフティ」と呼ばれるVWの新安全コンセプトというわけである。

説明を終了後、VWアカデミーの講師によるプログラム説明に入る。プログラムは大きく4つのカテゴリーに分けられ、それぞれ詳細が解説された。各プログラムは、(1)低μスキッドパッドで「アクティブセーフティ/ハンドリング」、(2)外周オーバル路を使った「ACC/レーンキープアシスト」、(3)登坂路で「4Motionによるヒルディセントアシスト」、(4)ブレーキエリアで「アクティブセーフティ/ABS」など。これ以外に駐車支援を行うパークディスタンス・コントロールの体験コーナーも用意され、すべてのプログラム参加者が自らハンドルを握って体験した。

《会田肇》

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