三菱ふそう、スーパーグレート など4万台をリコール エンジンオイル劣化で火災事故発生

三菱ふそう スーパーグレート(参考画像)
三菱ふそう スーパーグレート(参考画像)全 2 枚
三菱ふそうトラック・バスは4月16日、大型トラック『スーパーグレート』など5車種のオイルミストセパレータに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

対象となるのは、三菱ふそうのスーパーグレート、『エアロエース』、『エアロクィーン』、UDトラックスの『スペースアローA』、『スペースウィングA』の5車種で、2010年3月30日から2017年8月3日までに製造された4万0316台。

大型トラックおよびバスのエンジンにおいて、エンジンオイルの交換時期の設定が不適切なため、使用条件が厳しい場合、設定期間より早くエンジンオイルが劣化することがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、オイルミストセパレータにスラッジが堆積して、目詰まりを起こし、クランクケースの内圧が上昇、エンジンオイルが吸気系に流入して、最悪の場合、意図せずエンジン回転が上昇し、エンジンが破損するおそれがある。

改善措置として、全車両、クランクケースの内圧を測定し、オイルミストセパレータに目詰まりが生じている場合は、新品のオイルミストセパレータに交換するとともに、エンジンオイルとオイルフィルターを交換する。また、使用条件が厳しいと判断された場合についてもエンジンオイルとオイルフィルターを交換。さらに、エンジン制御プログラムに対策プログラム(オイル量減少時の検知性向上とエンジン過回転防止)を追加する。また、適切なエンジンオイルメンテナンスの励行を喚起するステッカーを貼付し、シビアコンディションの条件を明記したリーフレットを配布する。

不具合は240件発生、火災事故が2件起きている。市場からの情報によりリコールを届け出た。

《纐纈敏也@DAYS》

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