日産 GT-R NISMO に2020年型、軽量化と足回りを改良…ニューヨークモーターショー2019に出品へ

日産 GT-R NISMO の2020年モデル
日産 GT-R NISMO の2020年モデル全 24 枚

日産自動車の米国部門は4月16日、米国で4月17日(日本時間4月18日未明)に開幕するニューヨークモーターショー2019において、2020年モデルの『GT-R NISMO』(Nissan GT-R NISMO)を公開すると発表した。

画像:日産 GT-R NISMO の2020年モデル

日産『GT-R』シリーズの頂点に位置するハイパフォーマンスモデルがGT-R NISMOだ。2020年モデルでは、モータースポーツから得られた最新ノウハウを導入し、さらなる性能アップを目指している。

カーボン部品でさらなる軽量化。エアロダイナミクス性能も向上

2020年モデルのエクステリアには、GT-R NISMOのGT3レーシングカーと共通イメージのフロントフェンダーエアダクトを採用した。このエアダクトは、エンジンルームからの熱を逃がすとともに、エンジンルーム内の内圧を下げる。また、エアダクトの排出風によってフェンダー外表面の流速を下げることにより、表面リフトを減少させることによって、フロントタイヤのダウンフォースを増やす効果を発揮するという。

日産 GT-R NISMO の2020年モデル日産 GT-R NISMO の2020年モデルルーフやボンネット、フロントフェンダーには、カーボン素材を導入した。車両重心点から遠い部品を軽量化することにより、コーナリングの性能を引き上げるのが狙いだ。ルーフにはカーボン素材の間に、より低比重の材質を挟み込むサンドウィッチ構造を採用。さらなる軽量化を追求した。これらの部品によって、従来比でおよそ10.5kgの軽量化を果たしている。

車両の軽量化、空力性能の向上に加えて、9本スポークの軽量&高剛性な鍛造アルミホイールを採用した。新開発のハイグリップゴムを使用すると同時に、走行中の接地面積を最大化したハイグリップタイヤも新開発している。

日産 GT-R NISMO の2020年モデル日産 GT-R NISMO の2020年モデルインテリアには、新開発のレカロ製シートを装備した。車両とドライバーの一体感をさらに高めるために、ドライバーの肩甲骨から脇腹、骨盤を安定して支えるデザインを導入する。また、カーボンシェルにコアフレーム構造を追加することにより、軽量化と高剛性化を両立。ドライバーは、車両の動きを手に取るように感じ、車両を意のままに操ることができるという。

新開発のカーボンセラミックブレーキを装備。電子制御サスペンションのセッティングも変更

2020年モデルでは、新開発のカーボンセラミックブレーキを装備した。このカーボンセラミックブレーキは、世界最大級のサイズ。世界トップクラスの制動性能やサーキットでの高Gでの効きの良さと、一般道などでの低Gでのコントロール性の両立を目指す。ブレーキローターの大径化に合わせて、ピストン配列を最適化した専用の高剛性キャリパーと、新しい摩擦材のブレーキパッドを開発。高負荷状況だけでなく、日常的な使用で優れた制動力とコントロール性の両立を狙う。

なお、この新開発のカーボンセラミックブレーキと、カーボン製の部品やレカロ製シートなどを合わせて、従来比でおよそ30kgの軽量化を成し遂げている。

2020年モデルでは、電子制御サスペンションのセッティングも変更した。軽量化したブレーキとの相乗効果で、ばね下重量を大幅に削減する。これによって、路面をより確実にとらえ、路面の凹凸に合わせてタイヤのグリップを最大限使用することが可能に。高速域ではステアリングの修正が最小減に抑えられ、コーナリング時の旋回Gが向上し、より速いコーナリングを実現しているという。日産 GT-R NISMO の2020年モデル日産 GT-R NISMO の2020年モデル

3.8リットルV6ツインターボに新開発ターボ装着。最大出力は600hp

さらに2020年モデルには、2018年のGT3レーシングカーから使用されている新開発のターボチャージャーを装着する。NISMO用の新たなタービンブレードは、枚数を減らすとともに、最新の流体・応力解析を用いて、形状を見直した。これにより、出力をダウンさせることなく、レスポンスをおよそ20%向上。コーナー立ち上がり時など、アクセルを踏み込んだ際の立ち上がり加速性能を高めているという。

GT-R NISMOの2020年モデルには、3.8リットルV型6気筒ガソリンツインターボエンジンを継続搭載する。米国仕様の場合、最大出力600hp、最大トルク66.5kgmを獲得している。

《森脇稔》

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