日産自動車は4月24日、カルロス・ゴーン元会長による不正事件などが販売に影響したとして販売2019年3月期通期業績見通しの当期利益を前回予想から910億円吹き下げて3190億円に下方修正した。前年同期比では57.3%減となる。
同社では、業績見通しの下方修正について、米国市場におけるカスタマーケアのための一部車両についての保証期間延長実施に伴うコスト増加や、第4四半期(2019年1-3月)のグローバルでの経営環境悪化、さらに一連のゴーン事件による販売への影響が原因としている。
売上高は前回予想より260億円引き下げて、11兆5740億円、前年同期比3.2%の減収となる見込み。
営業利益は前回予想から1320億円マイナスの3180億円と、前年同期比44.7%の減益となる見通しだ。