GfKジャパンが発表した3月の自動車タイヤ販売速報によると販売本数が前年同月比8%増、販売金額で同9%増となった。
3月は冬タイヤから夏タイヤへの履き替え需要が旺盛となる時期だが、今シーズンは暖冬だったこともあってそのペースが前年より早まったことで販売増につながった模様だ。
サイズ別の販売動向では、軽自動車向けの155/65/14の本数が同24%増、165/55/15が同21%増と好調だった。
タイヤ全体の税抜き平均価格は前年同月から1%上昇して8300円となった。
ダンロップ・エナセーブRV505(参考画像)また、3月の自動車用エンジンオイル販売は、販売量(リットル換算)ベースで同11%減と落ち込んだ。ベースオイル別に販売量前年比をみると、部分合成油が同6%減、鉱物油が同19%減と不振だったが、全合成油の需要が高まっており、同5%増とプラス成長となった。
1リットルあたりの税抜き平均価格は、部分合成油、鉱物油の平均価格が上昇したことで、全体では同8%上昇し700円となった。この結果、金額ベースでは同5%減にとどまった。