米国のEVメーカーのテスラ(Tesla)は4月24日、2019年第1四半期(1~3月)決算を発表した。
同社の発表によると、売上高は45億4146万ドル(約5095億円)。前年同期の34億0875万ドルに対して、33.2%増と伸びた。一方、第1四半期の最終損益は、7億0213万ドル(約788億円)の赤字。前年同期の7億0955万ドルの赤字から赤字幅が縮小したものの、引き続き赤字を計上。四半期決算としては、2018年第2四半期(4~6月)以来、3四半期ぶりの赤字となる。
赤字決算となったのは、新型EVセダンの『モデル3』の海外向け輸出が滞ったのが要因のひとつ。2019年初頭から、中国や欧州へモデル3の輸出を開始したものの、その多くが2019年第2四半期(4~6月)に納車が遅れるという。
2019年第1四半期の世界販売(納車)台数は、およそ6万3000台。前年同期に対して、およそ2.1倍と大幅な増加となった。全販売台数6万3000台のうち、セダンの『モデルS』とクロスオーバー車の『モデルX』は、合計で1万2100台にとどまった。前年同期比は44.5%減と大きく減少する。一方、モデル3は第1四半期、およそ5万0900台を顧客に引き渡した。これは、前年同期のおよそ6.2倍にあたる。
テスラ・モデルSまた、第1四半期の生産台数は、前年同期の2.2倍のおよそ7万7100台。その内訳は、モデル3が6万2950台、モデルSとモデルXが合計で1万4150台だった。