【SUPER GT 第2戦】GT300決勝…GAINER TANAX GT-Rの平中克幸&安田裕信が優勝、NSXの猛追を振り切る

GT300クラス優勝の#11 GT-R。
GT300クラス優勝の#11 GT-R。全 12 枚

4日に決勝レースが実施されたSUPER GT第2戦富士、GT300クラスではGAINER TANAX GT-Rの平中克幸&安田裕信が勝利を得た。最後は安田が2位のNSXの猛追を凌ぎ、今季初優勝を飾っている。

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GT500クラスとの混走による500km=110周レース、GT300クラスの戦いは上位が104周を走破したところでフィナーレを迎えることとなった。その最終局面、トップを走る#11 GAINER TANAX GT-R(平中克幸&安田裕信/タイヤはダンロップ=DL)の安田の背後には、#55 ARTA NSX GT3(高木真一&福住仁嶺/ブリヂストン=BS)の高木が迫ってきていた。その攻撃を防ぎきって、#11 GT-Rの安田が今季初優勝のチェッカーフラッグを受ける。

この日は中間の第2スティントを担当、最後は相棒の走りを見守っていた平中が「安田選手は第1スティントで素晴らしい走りをしてくれましたし、最後も精神的には追い詰められただろう状況のなかで本当に踏ん張ってくれました」と安田を讃えれば、安田も「見ている人には大変に思えたかもしれませんけど、僕は最後うまく抑えられただけで、平中選手の第2スティントと予選が良かったことのおかげで勝てたと思います」。まさに「ドライバーを含めてチーム全体が完璧に仕事をこなした結果。これまでの勝利のなかでもいちばん嬉しいくらいです」(平中)という表現が相応しい勝利だった。

前日の予選ではちょっとした運もあった。練習走行から調子は良かった#11 GT-Rだが、予選Q1では路面に対してセッティングが合わなくなったそうで、安田が17位のタイムにとどまり16位までのQ2進出枠に届かなかったかと思われた。しかし上位のマシンにタイム抹消があり、繰り上がる格好でQ1を突破。そして臨んだQ2ではセットをアジャストし、平中が予選4位を得た。その段階で「決勝にはかなりの自信がもてました」(平中)。

混戦のSUPER GTでは、なにもかもがうまくいくことは少ない。しかし、うまくいかないタイミングでも運を味方に流れを引き寄せられるところがこの陣営の地力の高さの証明だろう。今後のタイトル争いにも大きな展望が開ける勝利であった。

決勝2位は#55 NSX。高木&福住は開幕戦から連続2位で、ポイントリーダーとなっている。3位は#88 マネパ ランボルギーニ GT3(小暮卓史&元嶋佑弥/ヨコハマ=YH)。GT500クラスから転向した快速スターの小暮が早くもGT300初表彰台を得ている。僚友・元嶋の終盤のオーバーテイクも光った一戦だった。GT300もタイヤ戦争が激しいが、今回の表彰台はDL、BS、YHの順で3社が分け合っている。

GT300クラスの決勝4~6位は以下の通り。

4位 #56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R(平峰一貴&S. フェネストラズ/YH)
5位 #65 LEON PYRAMID AMG(黒澤治樹&蒲生尚弥/BS)
6位 #4 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝&片岡龍也/YH)

ポール発進の#56 GT-Rが4位で、昨年の王者陣営が5位、そして一昨年の王者陣営が6位という上位結果になっている。

次戦は鈴鹿サーキットでの300km戦、中2週を挟んだ5月25~26日に開催される。GT300クラスの熱戦からも引き続き、目が離せないところだ。

なお、次週末の5月11~12日には大分県のオートポリスで一般公開タイヤテストがある。公式テストではないので参加台数はルール等の絡みもあって限られたものになるが(現状でGT500が4台、GT300が9台の見込み)、9月の第6戦オートポリスを睨んだ重要なテストといえよう。入場料は高校生以上500円、ライセンス会員等は無料入場可。この5月は富士戦~オートポリス公開テスト~鈴鹿戦と、SUPER GTをコースで見られる機会が日本各地で続いていくことになる。

《遠藤俊幸》

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