フォードモーター、3DのVRツールを世界規模で導入…空間に線を描いて車両をデザイン

フォードモーターが3DのVRツールを世界規模で導入し空間に線を描いて車両をデザイン
フォードモーターが3DのVRツールを世界規模で導入し空間に線を描いて車両をデザイン全 2 枚

フォードモーター(Ford Motor)は5月6日、車両デザインにおける3DのVR(仮想現実)ツールの導入を拡大し、世界中のデザイナーが同じバーチャルリアリティ空間で作業できるようにすると発表した。

【画像全2枚】

通常、自動車のデザインは、スケッチから始まり、2Dの高品質なイラストを作成する。これらのレンダリングを評価した後、コンピュータでデータ化して、3Dモデルを制作する。そして、さらなるデザイン評価のために、バーチャルリアリティ環境で確認を行う。一連の作業には、数週間かかる。

そこでフォードモーターは、グラビティスケッチ(Gravity Sketch)と提携。グラビティスケッチは、デザイナーがVRゴーグルを装着し、専用のリモコンを使ったジェスチャーによって、3Dデザインを可能にするもの。VRゴーグルを装着したデザイナーから見れば、空間に線を描く感覚となり、効率的なデザインが可能になるという。

フォードモーターは今回、車両デザインにおける3DのVRツールの導入を拡大し、世界中のデザイナーが同じバーチャルリアリティ空間で作業できるようにすると発表した。これにより、例えば、中国上海のデザイナーと米国ミシガンのデザイナーが、一緒にバーチャルデザインスペースに足を踏み入れて、グローバルデザインに変更を加え、3Dデザインを検証し、その場で変更を加えることが可能に。その後、デザイナーはVRヘッドセットを取り外して、別々のワークスペースで作業を進める。

フォードモーターは、世界中のデザイナーが同じ3Dバーチャルリアリティデザインスペースを使用することにより、車両をデザインする際の意思決定をリアルタイムで行うことができるようになる、としている。

《森脇稔》

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