2022年度末にも上越新幹線の最高速度が275km/hに向上…最大7分短縮、5月中旬から工事着手

現在、上越新幹線内の最高速度は240km/hとなっているが、2022年度末に全列車が北陸新幹線と同じE7系に統一される予定になっていることから、275km/hに向上させる。
これにより、現行で最速1時間14分を要している大宮~新潟間が最大7分程度短縮される見込みで、同じ線路を走る北陸新幹線についても、大宮~高崎間で最大2分程度短縮されるという。
対応する工事は5月中旬から着手される予定で、4年程度の工期で騒音対策などに必要な地上設備の測量や、約7kmにわたる吸音板の設置、約12kmにわたる防音壁の嵩上げを行なうとしている。
同様の工事は、2018年5月に上越・北陸新幹線も乗り入れる東北新幹線上野~大宮間でも開始されており、こちらは1分程度の短縮を見込んでいる。
《佐藤正樹(キハユニ工房)》