2022年度末にも上越新幹線の最高速度が275km/hに向上…最大7分短縮、5月中旬から工事着手

2019年3月のダイヤ改正から上越新幹線にも投入されたE7系。2022年度末には全列車が同系に統一され、最高275km/hへの速度向上も図られる。
2019年3月のダイヤ改正から上越新幹線にも投入されたE7系。2022年度末には全列車が同系に統一され、最高275km/hへの速度向上も図られる。全 2 枚

JR東日本は5月8日、上越新幹線(大宮~新潟)の速度向上へ向けた取組みを開始することを明らかにした。

現在、上越新幹線内の最高速度は240km/hとなっているが、2022年度末に全列車が北陸新幹線と同じE7系に統一される予定になっていることから、275km/hに向上させる。

これにより、現行で最速1時間14分を要している大宮~新潟間が最大7分程度短縮される見込みで、同じ線路を走る北陸新幹線についても、大宮~高崎間で最大2分程度短縮されるという。

対応する工事は5月中旬から着手される予定で、4年程度の工期で騒音対策などに必要な地上設備の測量や、約7kmにわたる吸音板の設置、約12kmにわたる防音壁の嵩上げを行なうとしている。

速度向上工事においては、吸音板の設置(左)や防音壁の嵩上げ(右)が行なわれる。速度向上工事においては、吸音板の設置(左)や防音壁の嵩上げ(右)が行なわれる。

同様の工事は、2018年5月に上越・北陸新幹線も乗り入れる東北新幹線上野~大宮間でも開始されており、こちらは1分程度の短縮を見込んでいる。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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