パナソニックは、同社が製造する電動アシスト自転車の国内完成車累計出荷台数が2019年3月に300万台を突破したと発表した。
パナソニックは創業者松下幸之助の「電気屋らしい自転車をつくりなさい」という言葉のもと、1979年に国内第1号の電気自転車「Electric Cycle」を開発。この電気自転車のノウハウを生かし、1996年にナショナル自転車工業(現パナソニックサイクルテック)初となるパナソニック製モーターユニット搭載電動アシスト自転車「陽のあたる坂道」が誕生した。
2000年にはフレームやモーターに新素材、技術を採用した業界最軽量モデル「陽のあたる坂道ViVi」を開発。動力源となるバッテリーも大きな進化を遂げ、2002年には世界で初めてマンガン系ラミネート型リチウムイオンバッテリーを搭載した電動アシスト自転車「デラックスViVi/エクセレントViVi」を発売した。
2011年からは、業界初のタイヤサイズ前後20型の幼児二人同乗可能電動アシスト自転車「ギュットシリーズ」を発売し、2018年にはコンビと「ギュット・クルーム」を共同開発。子どもの健やかな成長と、家族のゆとりある子育ての実現に向けて取り組んできた。またスポーツタイプは2005年にクロスバイクタイプの電動アシスト自転車「ライアバードEB」を発売。2017年にはスポーツドライブユニットを搭載した国内初の電動アシストマウンテンバイク「XM1」を発売した。
パナソニック 電動アシスト自転車国内での完成車累計出荷台数は2009年9月に100万台、2015年2月に200万台と推移。23年目となる今年、国内完成車累計出荷台数300万台を達成した。
パナソニックでは、これを記念して、ショッピングモデル「ViVi(ビビ)・DX」で人気のマットカラー3色(マットブラック、マットカーキグリーン、マットネイビー)を計3000台限定で発売する。
ギュット・クルーム