[カーオーディオ“チョイスのキモ”]スピーカー その1…タイプ解説

フルレンジスピーカーの一例(JLオーディオ・C1-650x)。
フルレンジスピーカーの一例(JLオーディオ・C1-650x)。全 1 枚

クルマの中で良い音を聴きたいと思っている方々に向けて、カーオーディオ製品の“チョイスのキモ”を解説する新連載をスタートさせる。Part1では「スピーカー」をテーマに話を進めていく。まずは「タイプ解説」をお届けする。

ところで、純正カーオーディオシステムの音に不満を感じたときにそれを改善させるための方法は、実のところさまざまある。その中でもっとも手っ取り早いのは何かと言ったら、答はズバリ、「スピーカー交換」だ。音の出口である「スピーカー」のクオリティを向上させれば、聴こえてくる音の質をガラリと変えることも可能となる。しかも、案外にリーズナブルなモデルも多いので、その点でも比較的にハードルが低い。

ただ、いざ「スピーカー交換」を実行しようと思ったとき、何を選ぶべきなのかが結構分かりづらい。価格の幅も広く、海外モデルも合わせると相当に種類も多い。

さて、数ある「市販スピーカー」の中からベストバイを選ぼうとするときに、最初の分かれ道となるのは…。

それは、「フルレンジタイプ」か「セパレートタイプ」か、だ。前者は、左右に1つずつのスピーカーユニットしかないモデルのことを指す。対して後者は、片側に2つずつのスピーカーユニットが用意されているモデルのことを指す。高域再生のスペシャリストである「ツイーター」と、中低域再生の専門家である「ミッドウーファー」とを用意して、それぞれに役割分担をさせて音楽再生を行おうとするわけだ。

で、このように「ツイーター」と「ミッドウーファー」とが用意されているスピーカーのことは、“2ウェイ”と呼ばれている。

なお市販スピーカーにおいては、「フルレンジタイプ」も実のところは、“2ウェイ”スピーカーだ。写真で紹介しているスピーカーは市販の「フルレンジスピーカー」の一例であるのだが、写真をよく見てほしい。見ると、「ミッドウーファー」の同軸上に「ツイーター」が装着されていることを確認できると思う。

というわけで、「フルレンジタイプ」と「セパレートタイプ」との違いは、「ツイーターがあるかないか」ではない。どちらにも「ツイーター」が用意されている。違いはつまりは、「ツイーターが一体化しているか否か」であるわけだ。

では、この差異点が使い勝手や聴こえ方にどのような差をもたらすのだろうか。

それについては、次回に詳しく解説する。

「サウンドユニット」の“チョイスのキモ”を徹底解析! Part1・スピーカー編 その1「タイプ解説 l」

《太田祥三》

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